蒲郡形原中校長の還暦を祝うコンサート

　今年度末で定年退職となる蒲郡市立形原中学校の水藤彰啓校長のためにと、同校吹奏楽部顧問時代の教え子たちが17日、還暦を祝うコンサートを同市形原公民館で開いた。きょう18日に60歳の誕生日を迎えるにあたり、卒業生から赤いちゃんちゃんこと大国帽子のプレゼントが贈られた。
　水藤校長は１９８２（昭和57）－86年度に吹奏楽部の顧問を務めた。82、84年度には県吹奏楽コンクールで地区大会金賞、県大会出場に導いた。その後、２０００－06年度再赴任したが別の部活動顧問、１５年度から校長に就任している。
　コンサートは教え子の牧野朱美子さん（49）が同校の隣にある形原保育園園長として働いて交流があることから、部の卒業生たちに呼び掛けて実現した。
　現役部員40人と部の卒業生20人が参加。９曲を演奏。うち「ハナミズキ」（一青窈）では水藤校長がユーフォニウムのソロ演奏も披露した。
　アンコールがかかった際、卒業生からは赤いちゃんちゃんこと大国帽子がプレゼントされ、水藤校長はそのまま着て指揮台に立ち、「Ｕ．Ｓ．Ａ．」（ＤＡ　ＰＵＭＰ）のタクトを振るった。
　水藤校長は「卒業生が中学生だった頃から企画力があった。これほど多くの人たちに来てもらえてうれしい。３月に退職します。退職後も蒲郡のために協力していきたい」と語った。
（安藤聡）