豊橋で「東三河新事業・新商品創出フェア」

　ビジネスに生かす新しいアイデアや事業、商品を展示する「東三河新事業・新商品創出フェア」が26日、豊橋市西幸町の豊橋サイエンスコアで開かれ、東三河ビジネスプランコンテストの受賞者表彰や基調講演などが行われた。
　地域産業の活性化を目指し新事業の創出や起業家育成などに取り組むサイエンス・クリエイト（豊橋市）が主催。
　18回目を迎えた東三河ビジネスプランコンテストには、東三河地域で創業、または新分野進出を目指す個人、法人、学生らから一般事業部門14件、アイデア部門46件の企画が寄せられた。
　一般事業部門の最優秀賞は「舌筋トレーニングで誤嚥性肺炎の予防へ」をテーマにした健康食品会社「タントレー」（豊橋市）、アイデア部門は廃棄予定の大葉を加工した防腐用シートの企画を出した豊橋創造大学経営学部３年の大林利之さん(23)が選ばれた。
　同市吉川町の大葉農家に生まれた大林さんは、大葉の防腐、殺菌作用を利用。「まだまだ課題はあるので、今後もアイデアをブラッシュアップしていきたい」と喜びを語った。
　基調講演は「地域連携による、ふるさとのブランディングと情報発信」をテーマにフリーペーパー「はなまる」を発行するプライズメントの髙井龍雄代表取締役が講師を務めたほか、豊橋イノベーション創出等支援事業の成果発表なども行われた。
　最優秀賞以外のコンテスト受賞者は次の皆さん（「」はテーマ）。
　【一般事業部門】特別賞＝「半径50㌔圏内の子どもを連れていく施設・イベント情報を教えてくれるスマートスピーカースキル　ＤＯＫＯＩＫＯどこいこ」（小林悟・ビスポーク）
　【アイデア部門】特別賞＝「超微細針型脳・神経計測用電極の開発」(土谷塁・豊橋技術科学大学)▽サイエンスクリエイト賞＝「地元海産物の端材を活用した三河湾ラグーソース開発体験ツアー」(三田隆斗・県立三谷水産高校)
（飯塚雪）