豊川署がパトロールカード掲載の似顔絵コン

　豊川署が、市民に手渡すパトロールカードに掲載する似顔絵の上手さを競う似顔絵コンクールを独自に開いた。
　１月28日から今月８日までの作成期間で、署内の各課から約１２０人が応募。「同僚の顔」と「自画像」の２部門で、鉛筆かペンで描いた総勢１３５作品が集まった。全作品を署内に掲示し、署員同士の投票で入賞者を決めた。
　同僚の顔では、星野圭さんが同じ交通課の署員の顔を描いた絵が最多43票で金賞に輝いた。幼いころからイラストを描くのが好きだったという星野さんは「同僚とのチームワークを高める意味でもいい機会でした」と振り返った。自画像で42票で金賞に選ばれた伊藤章祥さんも「得意なことを生かすことができてよかった」と話した。
　１月の警察署協議会で、市民の声として「交番勤務員をより身近に感じられる施策を推進してほしい」という要望が上がり、署員が携帯するパトロールカードに似顔絵を挿入することが決定。この機会を利用し、似顔絵技能の向上とコミュニケーションの活性化も込めてコンクールを企画した。
　カードの表面には似顔絵や署員の名前、裏面では11月に名古屋市で開かれるＧ20外相会合の警備への協力を呼び掛けている。
（由本裕貴）