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神奈川で豚肉の安全PR

マルシェで豚肉の安全をPRした田原市の養豚農家ら=神奈川県川崎市で(提供)
マルシェで豚肉の安全をPRした田原市の養豚農家ら=神奈川県川崎市で(提供)

豚コレラ風評被害防止へ「ほんものマルシェ」開催

 県内最大の産地である田原市内で家畜伝染病「豚コレラ」による豚の出荷制限が続く中、東三河の農業関係者らが神奈川県川崎市の商業施設に期間限定で店を開き、消費者へ豚肉の安全性をPRした。
 「農業王国・東三河 ほんものマルシェ」(東愛知新聞社など後援)と銘打って今月3~6日の4日間行ったイベントは、豊橋市で飼育する合鴨「あいち鴨」の専門レストランを東京都内で経営する樋口陽一オーナーシェフが、6月に東三河食材専門レストランを川崎市内に開店する縁で実現。「豚コレラによる風評被害を防ぎ、全国屈指の豚肉生産エリアを応援したい」と、豊橋市東小田原町の鳥市精肉店などと首都圏の消費者に向けて企画した。
 マルシェには、田原市の養豚農家や東三河の野菜農家ら25人が参加。豚肉のほか、東三河の厳選された野菜や魚なども並び、樋口シェフがオリジナルメニューで腕を振るった。
 田原市では、3月25日にいったんは出荷制限が解除されたが、28日に新たな感染が確認されたため一部の農家は再び出荷停止に。店頭には、同市内で養豚業を営む鈴木美仁さん(53)が育てる「田原ポーク」や、加工品のハム、ソーセージなどが並び、追加分を含め、最終日にはすべて完売した。鈴木さんは「こういう時だから東三河を応援したいと言っていただき、その気持ちに応えたかった。消費者に喜んでいただけて、ありがたい。心配ばかりしていても仕方がない。奮起しました」と前を向く。
 飼育する豚が殺処分となった同市の養豚農家瓜生陽一さん(53)も店頭に立った。「肉牛など田原の一部の農産物に風評被害が出ており、生産者自らが行って払しょくしたい気持ちがあった」と言い、「感染した豚肉が流通することはないことを消費者だけでなく、流通業者、小売業者に伝えていく必要がある」と話した。
 マルシェの売り上げの一部は、義援金として県に寄付する。
(飯塚雪、中村晋也)

豚コレラ風評被害防止へ「ほんものマルシェ」開催

 県内最大の産地である田原市内で家畜伝染病「豚コレラ」による豚の出荷制限が続く中、東三河の農業関係者らが神奈川県川崎市の商業施設に期間限定で店を開き、消費者へ豚肉の安全性をPRした。
 「農業王国・東三河 ほんものマルシェ」(東愛知新聞社など後援)と銘打って今月3~6日の4日間行ったイベントは、豊橋市で飼育する合鴨「あいち鴨」の専門レストランを東京都内で経営する樋口陽一オーナーシェフが、6月に東三河食材専門レストランを川崎市内に開店する縁で実現。「豚コレラによる風評被害を防ぎ、全国屈指の豚肉生産エリアを応援したい」と、豊橋市東小田原町の鳥市精肉店などと首都圏の消費者に向けて企画した。
 マルシェには、田原市の養豚農家や東三河の野菜農家ら25人が参加。豚肉のほか、東三河の厳選された野菜や魚なども並び、樋口シェフがオリジナルメニューで腕を振るった。
 田原市では、3月25日にいったんは出荷制限が解除されたが、28日に新たな感染が確認されたため一部の農家は再び出荷停止に。店頭には、同市内で養豚業を営む鈴木美仁さん(53)が育てる「田原ポーク」や、加工品のハム、ソーセージなどが並び、追加分を含め、最終日にはすべて完売した。鈴木さんは「こういう時だから東三河を応援したいと言っていただき、その気持ちに応えたかった。消費者に喜んでいただけて、ありがたい。心配ばかりしていても仕方がない。奮起しました」と前を向く。
 飼育する豚が殺処分となった同市の養豚農家瓜生陽一さん(53)も店頭に立った。「肉牛など田原の一部の農産物に風評被害が出ており、生産者自らが行って払しょくしたい気持ちがあった」と言い、「感染した豚肉が流通することはないことを消費者だけでなく、流通業者、小売業者に伝えていく必要がある」と話した。
 マルシェの売り上げの一部は、義援金として県に寄付する。
(飯塚雪、中村晋也)

マルシェで豚肉の安全をPRした田原市の養豚農家ら=神奈川県川崎市で(提供)
マルシェで豚肉の安全をPRした田原市の養豚農家ら=神奈川県川崎市で(提供)

カテゴリー:社会・経済

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