文字の大きさ

田原でけんか凧合戦

空中を見上げ、真剣な表情で糸を引く参加者=田原市内で
空中を見上げ、真剣な表情で糸を引く参加者=田原市内で

 第59回田原凧まつり(東愛知新聞社など後援)は最終日の26日、名物の「けんか凧合戦」が田原市はなのき広場北側の田園地帯で繰り広げられた。参加チームが赤、青に分かれて対決し、「赤6」(仲谷和彦代表)が優勝。昨春開校した凧の学校「はやぶさ」から参加した小・中学生の「赤はやぶさ」(林辰幸代表)が2位となり、今年も活躍した。
 横長で、糸目が2本という田原凧の特長から、けんか凧は大空を縦横、自由自在に動く。糸には、ガラスを粉末状にした「ナンキン」がのり付けされ、糸同士が擦れた際に切れる。
 この日は29チームが参加し、夕方まで合戦。10回挑め、糸の切り方による得点で競った。風を見計らって、各チームは次々と戦場へ。独自の数字や記号の「凧印」が入った自慢の凧が独特のうなりを響かせて揚がり、揚げ手らが上空を見上げて巧みに糸を引いた。
 長丁場の戦いだが、審判長・山下政良市長が今回も空中合戦の実況を務め、会場を盛り上げた。
 優勝した「赤6」の会社員・小笠原慎二さん(30)は「昨年2位など、上位に入るが、優勝に届かなかったので、なんとか優勝したかった」と喜び、子どもの頃から凧揚げが好きで「空中を自由に動かせるので、めちゃくちゃ楽しいです」と話した。
 合戦の終わり、午後4時の終了間際には、凧の学校「はやぶさ」の赤、青両チームの対決となり、引き分けだったものの、見せ場をつくって締めくくった。
 「赤はやぶさ」は昨年の3位から上昇し、2位。女の子の揚げ手、中学1年の岡田歩乃樺さんは「仲間が切り落としてくれ、うれしいです」と話し、自身も糸を引いたが「切られたので、これから頑張り、来年につなげられるようにしたい」と雪辱を誓った。
 また、合戦は総合得点で青が優勝した。
 優勝と2位以外の上位は次のチーム(かっこ内は団体・代表者名、敬称略)
 ③青6(藤城三信)④青70(原田力)⑤青Fu(藤城運輸)⑥赤8(金子洋司)⑦赤○(凧保存会静岡支部)⑧青十方(十方舎)▽特別賞 青AW(アイシンAW)赤エコ(鈴木裕)青松(松の家)
(中村晋也)

 第59回田原凧まつり(東愛知新聞社など後援)は最終日の26日、名物の「けんか凧合戦」が田原市はなのき広場北側の田園地帯で繰り広げられた。参加チームが赤、青に分かれて対決し、「赤6」(仲谷和彦代表)が優勝。昨春開校した凧の学校「はやぶさ」から参加した小・中学生の「赤はやぶさ」(林辰幸代表)が2位となり、今年も活躍した。
 横長で、糸目が2本という田原凧の特長から、けんか凧は大空を縦横、自由自在に動く。糸には、ガラスを粉末状にした「ナンキン」がのり付けされ、糸同士が擦れた際に切れる。
 この日は29チームが参加し、夕方まで合戦。10回挑め、糸の切り方による得点で競った。風を見計らって、各チームは次々と戦場へ。独自の数字や記号の「凧印」が入った自慢の凧が独特のうなりを響かせて揚がり、揚げ手らが上空を見上げて巧みに糸を引いた。
 長丁場の戦いだが、審判長・山下政良市長が今回も空中合戦の実況を務め、会場を盛り上げた。
 優勝した「赤6」の会社員・小笠原慎二さん(30)は「昨年2位など、上位に入るが、優勝に届かなかったので、なんとか優勝したかった」と喜び、子どもの頃から凧揚げが好きで「空中を自由に動かせるので、めちゃくちゃ楽しいです」と話した。
 合戦の終わり、午後4時の終了間際には、凧の学校「はやぶさ」の赤、青両チームの対決となり、引き分けだったものの、見せ場をつくって締めくくった。
 「赤はやぶさ」は昨年の3位から上昇し、2位。女の子の揚げ手、中学1年の岡田歩乃樺さんは「仲間が切り落としてくれ、うれしいです」と話し、自身も糸を引いたが「切られたので、これから頑張り、来年につなげられるようにしたい」と雪辱を誓った。
 また、合戦は総合得点で青が優勝した。
 優勝と2位以外の上位は次のチーム(かっこ内は団体・代表者名、敬称略)
 ③青6(藤城三信)④青70(原田力)⑤青Fu(藤城運輸)⑥赤8(金子洋司)⑦赤○(凧保存会静岡支部)⑧青十方(十方舎)▽特別賞 青AW(アイシンAW)赤エコ(鈴木裕)青松(松の家)
(中村晋也)

空中を見上げ、真剣な表情で糸を引く参加者=田原市内で
空中を見上げ、真剣な表情で糸を引く参加者=田原市内で

カテゴリー:社会・経済 / イベント

 PR

PR