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豊橋で全国城下町シンポ

刀を手にボールを奪い合うチャンバラ合戦の参加者=豊橋市武道館で
刀を手にボールを奪い合うチャンバラ合戦の参加者=豊橋市武道館で
小和田氏が講演したオープニングフォーラム=プラットで
小和田氏が講演したオープニングフォーラム=プラットで

 全国の城下町に住む青年らが集う全国城下町シンポジウム豊橋大会(東愛知新聞社など後援)が29日、吉田城鉄櫓(くろがねやぐら)が残る豊橋公園などを会場に始まった。講演、まち歩き、催しを通じ、参加者は城下町の持つ魅力、まちづくりを考えた。30日も行われる。
 城下町にある各地の青年会議所でつくり、「よみがえれ城下町」をスローガンに掲げる全国城下町青年会議所連絡協議会が主催し、38回目を迎えた。
 穂の国とよはし芸術劇場プラットで行われたオープニングフォーラムでは、NHK大河ドラマの時代考証でも知られる静岡大学名誉教授、日本城郭協会理事長の小和田哲男氏が「城跡を活(い)かしたまちづくり-城下町を未来へつなぐ意義とは」を演題に話し、会場は会員や市民らで埋まった。
 小和田氏は桶狭間の戦い以降の三河の状況などを説明したほか、1590年、池田輝政が15万2000石で城主となった吉田城について「豊臣系大名では東海道筋で一番大きかったのではないか」と紹介。「吉田城は平城(ひらじろ)で、平城は堀を掘るので落とされにくい利点がある。弱点は堀に水を入れる水攻め。江戸時代は平城が圧倒的に多い」と述べた。
 城下町の持つ魅力と可能性について、神事祭礼のほか、地名に残る“城下町らしさ”を挙げた。「町名から江戸時代の姿を思い起こすことができるが、多くは現代風になってしまった」と指摘し、「吉田の場合、例えば鍛治町、魚町が残っている。伝承だが、鍛冶町は牧野古白が城主の時代、鍛冶職人を集めたとされる。地名はまち歩きの魅力の一つ」と話した。
 また、小和田氏は「吉田は城下町だけではない。宿場町、湊町でもあった。湊町が加わるのはあまりなく、その要素が魅力になってくると思う。お伊勢参りに行く人を乗せる舟が出ていた」と言い、「城のあるところは風格、品格がある。多くの都市は、戦時中の空襲で武家屋敷、商家といった江戸時代の建物はない。豊橋には城跡があり、天から与えられたもの」と述べた。
 この日は、分科会として、吉田城下や宿場町の二川地区を歩くまち歩きがあり、豊橋公園では子ども、大人の催し「チャンバラ合戦IKUSA―吉田城の乱」も行われた。
 豊橋市武道館で行われた「チャンバラ合戦」は、家族連れらがスポンジの刀を手に今川軍と松平軍に分かれて戦を繰り広げた。午後1時半の部では66人が参加。両軍の大将の「行け!」を合図に、双方の陣営に突入、勇ましく刀を振り上げ、腕に付けたボールを落とし合った。
 蒲郡市の柴田健生君(5)は「楽しかった。1人倒したよ」と満足そうだった。
 30日は、メインフォーラム「世界交流都市TOYOHASHIの原点 交通の要衝吉田城を振り返る」がプラットであり、歴史研究家の河合敦氏らが講師を務める。
(中村晋也)

 全国の城下町に住む青年らが集う全国城下町シンポジウム豊橋大会(東愛知新聞社など後援)が29日、吉田城鉄櫓(くろがねやぐら)が残る豊橋公園などを会場に始まった。講演、まち歩き、催しを通じ、参加者は城下町の持つ魅力、まちづくりを考えた。30日も行われる。
 城下町にある各地の青年会議所でつくり、「よみがえれ城下町」をスローガンに掲げる全国城下町青年会議所連絡協議会が主催し、38回目を迎えた。
 穂の国とよはし芸術劇場プラットで行われたオープニングフォーラムでは、NHK大河ドラマの時代考証でも知られる静岡大学名誉教授、日本城郭協会理事長の小和田哲男氏が「城跡を活(い)かしたまちづくり-城下町を未来へつなぐ意義とは」を演題に話し、会場は会員や市民らで埋まった。
 小和田氏は桶狭間の戦い以降の三河の状況などを説明したほか、1590年、池田輝政が15万2000石で城主となった吉田城について「豊臣系大名では東海道筋で一番大きかったのではないか」と紹介。「吉田城は平城(ひらじろ)で、平城は堀を掘るので落とされにくい利点がある。弱点は堀に水を入れる水攻め。江戸時代は平城が圧倒的に多い」と述べた。
 城下町の持つ魅力と可能性について、神事祭礼のほか、地名に残る“城下町らしさ”を挙げた。「町名から江戸時代の姿を思い起こすことができるが、多くは現代風になってしまった」と指摘し、「吉田の場合、例えば鍛治町、魚町が残っている。伝承だが、鍛冶町は牧野古白が城主の時代、鍛冶職人を集めたとされる。地名はまち歩きの魅力の一つ」と話した。
 また、小和田氏は「吉田は城下町だけではない。宿場町、湊町でもあった。湊町が加わるのはあまりなく、その要素が魅力になってくると思う。お伊勢参りに行く人を乗せる舟が出ていた」と言い、「城のあるところは風格、品格がある。多くの都市は、戦時中の空襲で武家屋敷、商家といった江戸時代の建物はない。豊橋には城跡があり、天から与えられたもの」と述べた。
 この日は、分科会として、吉田城下や宿場町の二川地区を歩くまち歩きがあり、豊橋公園では子ども、大人の催し「チャンバラ合戦IKUSA―吉田城の乱」も行われた。
 豊橋市武道館で行われた「チャンバラ合戦」は、家族連れらがスポンジの刀を手に今川軍と松平軍に分かれて戦を繰り広げた。午後1時半の部では66人が参加。両軍の大将の「行け!」を合図に、双方の陣営に突入、勇ましく刀を振り上げ、腕に付けたボールを落とし合った。
 蒲郡市の柴田健生君(5)は「楽しかった。1人倒したよ」と満足そうだった。
 30日は、メインフォーラム「世界交流都市TOYOHASHIの原点 交通の要衝吉田城を振り返る」がプラットであり、歴史研究家の河合敦氏らが講師を務める。
(中村晋也)

刀を手にボールを奪い合うチャンバラ合戦の参加者=豊橋市武道館で
刀を手にボールを奪い合うチャンバラ合戦の参加者=豊橋市武道館で
小和田氏が講演したオープニングフォーラム=プラットで
小和田氏が講演したオープニングフォーラム=プラットで

カテゴリー:社会・経済

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