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高校野球愛知大会開幕 小坂井が大逆転で勝利

カテゴリー:スポーツ / 特集

3年ぶりの夏の勝利を飾り、スタンドに笑顔を向ける小坂井ナイン=豊橋市民球場で
3年ぶりの夏の勝利を飾り、スタンドに笑顔を向ける小坂井ナイン=豊橋市民球場で

 第101回全国高校野球愛知大会が29日開幕し、夏の甲子園を目指す熱戦が始まった。初日は各会場で1回戦が行われ、豊橋市民球場では小坂井が5-1で春日井に逆転勝ちし、3年ぶりの勝利を手にした。豊橋中央も瀬戸窯業にコールド勝ち発進した。

土壇場9回打者一巡の猛攻

 小坂井が土壇場からの大逆転劇を演じた。0-1で迎えた9回、3番中岡がエラーで出塁。続く4番でキャプテンの山根翔也捕手(3年)が左中間を破る適時二塁打で同点。さらに四球や3本適時打が飛び出し、この回打者一巡の攻撃で一挙5得点でひっくり返した。
 この春に部長から監督になった近藤至彦監督(61)は復帰初白星となり「奇跡です。選手たちはすごい。いいギフトをもらいました」と白い歯を見せた。3年生は初めての夏の勝利で、山根は「この1勝のために1年間頑張ってきた。近藤先生と一緒に校歌を歌えてよかった」と喜んだ。
 打線は8回までに再三チャンスをつくるも、あと1本が出ない。6回1死三塁では鈴田がスクイズ併殺に倒れた。それでも先発した河合賢が直球を主体とした強気の投球を貫き、7回1死三塁のピンチも犠飛による最少1失点に抑え、9回の逆転劇につなげた。ノックに時間を費やしてきた近藤監督も「守備が崩れなくてびっくりした」とうなった。
 真っ白なユニホームを茶色に汚してつかんだ勝利。近藤監督は「気持ちをリセットして、もう一度初戦のつもりで挑みたい」と次戦となる13日菊里戦を見据えた。
(由本裕貴)

小坂井
000000005|5
000000100|1
春日井
(小)河合賢-山根
(春)小澤、山田-内田

 小坂井は河合賢が6安打2四球1失点と好投。打線は1点を追う9回、山根の二塁打で同点とすると、満塁から判家の押し出し四球で勝ち越し。さらに石原柚、丸地、鈴田の適時打などで一挙5点を挙げて試合を決めた。

 第101回全国高校野球愛知大会が29日開幕し、夏の甲子園を目指す熱戦が始まった。初日は各会場で1回戦が行われ、豊橋市民球場では小坂井が5-1で春日井に逆転勝ちし、3年ぶりの勝利を手にした。豊橋中央も瀬戸窯業にコールド勝ち発進した。

土壇場9回打者一巡の猛攻

 小坂井が土壇場からの大逆転劇を演じた。0-1で迎えた9回、3番中岡がエラーで出塁。続く4番でキャプテンの山根翔也捕手(3年)が左中間を破る適時二塁打で同点。さらに四球や3本適時打が飛び出し、この回打者一巡の攻撃で一挙5得点でひっくり返した。
 この春に部長から監督になった近藤至彦監督(61)は復帰初白星となり「奇跡です。選手たちはすごい。いいギフトをもらいました」と白い歯を見せた。3年生は初めての夏の勝利で、山根は「この1勝のために1年間頑張ってきた。近藤先生と一緒に校歌を歌えてよかった」と喜んだ。
 打線は8回までに再三チャンスをつくるも、あと1本が出ない。6回1死三塁では鈴田がスクイズ併殺に倒れた。それでも先発した河合賢が直球を主体とした強気の投球を貫き、7回1死三塁のピンチも犠飛による最少1失点に抑え、9回の逆転劇につなげた。ノックに時間を費やしてきた近藤監督も「守備が崩れなくてびっくりした」とうなった。
 真っ白なユニホームを茶色に汚してつかんだ勝利。近藤監督は「気持ちをリセットして、もう一度初戦のつもりで挑みたい」と次戦となる13日菊里戦を見据えた。
(由本裕貴)

小坂井
000000005|5
000000100|1
春日井
(小)河合賢-山根
(春)小澤、山田-内田

 小坂井は河合賢が6安打2四球1失点と好投。打線は1点を追う9回、山根の二塁打で同点とすると、満塁から判家の押し出し四球で勝ち越し。さらに石原柚、丸地、鈴田の適時打などで一挙5点を挙げて試合を決めた。

3年ぶりの夏の勝利を飾り、スタンドに笑顔を向ける小坂井ナイン=豊橋市民球場で
3年ぶりの夏の勝利を飾り、スタンドに笑顔を向ける小坂井ナイン=豊橋市民球場で

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