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「あいちトリエンナーレ」開幕

カウントダウンの号令をかけた後、拍手する津田監督=県芸術文化センターで
カウントダウンの号令をかけた後、拍手する津田監督=県芸術文化センターで

 「あいちトリエンナーレ2019」の開幕セレモニーが1日、県芸術文化センターで開かれ、75日間にわたる国内最大規模の国際芸術祭が始まった。
 同芸術祭は2010年から3年ごとに開催しており、4回目となる今年のテーマは「情の時代」。国内外から93組のアーティストが参加し、現代美術展に加え、映像プログラムやロックバンドグループ「サカナクション」による音楽ライブなども行われる。
 セレモニーで津田大介芸術監督は「楽しみと不安が入り混じった心境。社会のことを深く考えさせられる作品から見るだけでワクワクする作品まであり、どんな角度からでも楽しめる。親子で楽しめるワークショップもあるのでぜひ親子連れでも来てほしい」とあいさつした。
 また、メキシコ生まれの芸術家ピア・カミルさんは、自身の作品「ステージの幕」について解説した。
 バンドTシャツを1枚に縫いあわせて巨大な幕に見立てた同作品。「メキシコのチョポにある露天市で行われている物々交換から着想を得た。街行く人のバンドTシャツと私の作ったTシャツを交換して集めた。メキシコで生産されたバンドTシャツはアメリカに輸出され、余ったものがまたメキシコで売られる。バンドTシャツはアメリカとラテンアメリカの国境を示す重要なもの」と述べ、アメリカ大陸の経済を象徴的に表現した同作品を紹介した。
 その後、津田監督の号令でカウントダウンが行われ、開幕宣言がされた。県芸術文化センターを中心に、名古屋市美術館、豊田市美術館などで開かれる。10月14日まで。
(木村裕貴)

 「あいちトリエンナーレ2019」の開幕セレモニーが1日、県芸術文化センターで開かれ、75日間にわたる国内最大規模の国際芸術祭が始まった。
 同芸術祭は2010年から3年ごとに開催しており、4回目となる今年のテーマは「情の時代」。国内外から93組のアーティストが参加し、現代美術展に加え、映像プログラムやロックバンドグループ「サカナクション」による音楽ライブなども行われる。
 セレモニーで津田大介芸術監督は「楽しみと不安が入り混じった心境。社会のことを深く考えさせられる作品から見るだけでワクワクする作品まであり、どんな角度からでも楽しめる。親子で楽しめるワークショップもあるのでぜひ親子連れでも来てほしい」とあいさつした。
 また、メキシコ生まれの芸術家ピア・カミルさんは、自身の作品「ステージの幕」について解説した。
 バンドTシャツを1枚に縫いあわせて巨大な幕に見立てた同作品。「メキシコのチョポにある露天市で行われている物々交換から着想を得た。街行く人のバンドTシャツと私の作ったTシャツを交換して集めた。メキシコで生産されたバンドTシャツはアメリカに輸出され、余ったものがまたメキシコで売られる。バンドTシャツはアメリカとラテンアメリカの国境を示す重要なもの」と述べ、アメリカ大陸の経済を象徴的に表現した同作品を紹介した。
 その後、津田監督の号令でカウントダウンが行われ、開幕宣言がされた。県芸術文化センターを中心に、名古屋市美術館、豊田市美術館などで開かれる。10月14日まで。
(木村裕貴)

カウントダウンの号令をかけた後、拍手する津田監督=県芸術文化センターで
カウントダウンの号令をかけた後、拍手する津田監督=県芸術文化センターで

カテゴリー:芸能・文化 / イベント

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