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中学生の企業見学会最終日 武蔵精密工業と竹本油脂亀岩工場

人手をできるだけ使わない最新の設備を見学する生徒たち=武蔵精密工業で
人手をできるだけ使わない最新の設備を見学する生徒たち=武蔵精密工業で
ごま油の充填ラインを見学する生徒たち=竹本油脂亀岩工場で
ごま油の充填ラインを見学する生徒たち=竹本油脂亀岩工場で

 第56回中学生夏休み企業見学会(東愛知新聞社主催、豊橋市教育委員会後援)の最終日が8日、豊橋市の武蔵精密工業本社工場と、蒲郡市の竹本油脂亀岩工場を中学生たちが見学した。

【武蔵精密工業】
 1938年に創業、当初は飛行機の部品からスタートし、ミシンの部品を経て、現在のオートバイ部品や自動車部品メーカーになった歴史を紹介。
 ホンダを中心に、ほとんどの完成車メーカーと取引しており、エンジンに送る空気の量を調整するカムシャフトや、タイヤと車体をつなぎ衝撃を緩和するボールジョイントなど、重要な部分の部品をつくっていると解説した。
 見学では、部品製造の最終工程である熱処理と組み立て作業を見て、出来る限り人手に頼らず、機械が自動で部品を製造・検査できるように尽力している姿勢を学んだ。

【竹本油脂亀岩工場】
 8代将軍・徳川吉宗の時代の1725年に豊川の御油で創業。当初はあんどんなどに使う灯明油からスタートし、大正時代に電灯が普及していくのにあわせ、食用油に転換していった歴史を紹介した。
 亀岩工場は、竹本油脂が製造するごま油を全て製造しており、圧搾法と呼ばれる製造法にこだわっていると説明。「圧搾法だと、ごまの油をすべて取り出すことはできないが、化学溶剤を使ってすべての油を搾り出すよりも良いものを提供できるため」と説明した。
 見学では、自動ラインで容器にごま油を入れ、ラベルを張りつけ、箱詰めする充填過程を見た。
(竹下貴信)

 第56回中学生夏休み企業見学会(東愛知新聞社主催、豊橋市教育委員会後援)の最終日が8日、豊橋市の武蔵精密工業本社工場と、蒲郡市の竹本油脂亀岩工場を中学生たちが見学した。

【武蔵精密工業】
 1938年に創業、当初は飛行機の部品からスタートし、ミシンの部品を経て、現在のオートバイ部品や自動車部品メーカーになった歴史を紹介。
 ホンダを中心に、ほとんどの完成車メーカーと取引しており、エンジンに送る空気の量を調整するカムシャフトや、タイヤと車体をつなぎ衝撃を緩和するボールジョイントなど、重要な部分の部品をつくっていると解説した。
 見学では、部品製造の最終工程である熱処理と組み立て作業を見て、出来る限り人手に頼らず、機械が自動で部品を製造・検査できるように尽力している姿勢を学んだ。

【竹本油脂亀岩工場】
 8代将軍・徳川吉宗の時代の1725年に豊川の御油で創業。当初はあんどんなどに使う灯明油からスタートし、大正時代に電灯が普及していくのにあわせ、食用油に転換していった歴史を紹介した。
 亀岩工場は、竹本油脂が製造するごま油を全て製造しており、圧搾法と呼ばれる製造法にこだわっていると説明。「圧搾法だと、ごまの油をすべて取り出すことはできないが、化学溶剤を使ってすべての油を搾り出すよりも良いものを提供できるため」と説明した。
 見学では、自動ラインで容器にごま油を入れ、ラベルを張りつけ、箱詰めする充填過程を見た。
(竹下貴信)

人手をできるだけ使わない最新の設備を見学する生徒たち=武蔵精密工業で
人手をできるだけ使わない最新の設備を見学する生徒たち=武蔵精密工業で
ごま油の充填ラインを見学する生徒たち=竹本油脂亀岩工場で
ごま油の充填ラインを見学する生徒たち=竹本油脂亀岩工場で

カテゴリー:社会・経済

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