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イベントで安全な田原の豚肉PR

豚肉を販売する農家ら=道の駅田原めっくんはうすで
豚肉を販売する農家ら=道の駅田原めっくんはうすで

 国内有数の養豚産地・田原市で11日、豚肉の消費拡大イベント「VIVA! 豚FESTA」が開催された。市内では今年、豚コレラが発生、風評被害を拭い去り、消費者に安心して食べてもらうきっかけにしようと企画、養豚農家自らが参加した。豚の殺処分から半年、市内では、一部の農家が9月の養豚業再開を目指す。法的な防疫措置も解除になり、再建に向かって歩み出している。
 イベントは、県などでつくる「あいち産豚肉消費拡大実行委員会」が県内で行っている「あいちの豚肉応援キャラバン!」の一つ。田原市内の養豚農家でつくる渥美養豚研究会が、豚肉の安全を自らPRしようと参加を名乗り出た。千賀常弘会長は「豚コレラの発生で豚肉を食べてはいけないのではと警戒する人もいる。安全なので食べてもらいたい」と話した。
 イベント会場は、国道259号沿いの道の駅田原めっくんはうす。次々にやって来る行楽客らに「おいしい田原産の豚肉のイベントやっています」と農家らが声を掛けた。
 養豚農家こだわりの豚肉やジャンボポークフランクなどを売り、豚肉料理のレシピ配布、試食も実施。日本バーベキュー協会上級インストラクターによる豚肉バーベキューの実演も行われた。
 売れ行きは上々だが、それでも販売担当の男性は「実際に『食べると、感染するの』と聞いてくる人もいた。そんなことは全くないが、現実として受け止めないといけない」と話し、安全性をアピールした。
 田原市では2月に豚コレラが発生、その後も続き、豚の殺処分が行われた。今月7日、法的な防疫措置が解除され、豊橋、田原市境の1カ所で自主的な消毒ポイントを設けているだけの状況となった。
 たくさんの豚が殺処分された養豚団地では、経営再開に向けた準備が進む。新たな衛生管理や、フェンスの設置などの環境整備も考えるなど、最大限の措置を講じている。「落ち込んでいてもしょうがない。前を向いてやっていこう」。イベントに参加した農家たちは口をそろえた。
(中村晋也)

 国内有数の養豚産地・田原市で11日、豚肉の消費拡大イベント「VIVA! 豚FESTA」が開催された。市内では今年、豚コレラが発生、風評被害を拭い去り、消費者に安心して食べてもらうきっかけにしようと企画、養豚農家自らが参加した。豚の殺処分から半年、市内では、一部の農家が9月の養豚業再開を目指す。法的な防疫措置も解除になり、再建に向かって歩み出している。
 イベントは、県などでつくる「あいち産豚肉消費拡大実行委員会」が県内で行っている「あいちの豚肉応援キャラバン!」の一つ。田原市内の養豚農家でつくる渥美養豚研究会が、豚肉の安全を自らPRしようと参加を名乗り出た。千賀常弘会長は「豚コレラの発生で豚肉を食べてはいけないのではと警戒する人もいる。安全なので食べてもらいたい」と話した。
 イベント会場は、国道259号沿いの道の駅田原めっくんはうす。次々にやって来る行楽客らに「おいしい田原産の豚肉のイベントやっています」と農家らが声を掛けた。
 養豚農家こだわりの豚肉やジャンボポークフランクなどを売り、豚肉料理のレシピ配布、試食も実施。日本バーベキュー協会上級インストラクターによる豚肉バーベキューの実演も行われた。
 売れ行きは上々だが、それでも販売担当の男性は「実際に『食べると、感染するの』と聞いてくる人もいた。そんなことは全くないが、現実として受け止めないといけない」と話し、安全性をアピールした。
 田原市では2月に豚コレラが発生、その後も続き、豚の殺処分が行われた。今月7日、法的な防疫措置が解除され、豊橋、田原市境の1カ所で自主的な消毒ポイントを設けているだけの状況となった。
 たくさんの豚が殺処分された養豚団地では、経営再開に向けた準備が進む。新たな衛生管理や、フェンスの設置などの環境整備も考えるなど、最大限の措置を講じている。「落ち込んでいてもしょうがない。前を向いてやっていこう」。イベントに参加した農家たちは口をそろえた。
(中村晋也)

豚肉を販売する農家ら=道の駅田原めっくんはうすで
豚肉を販売する農家ら=道の駅田原めっくんはうすで

カテゴリー:社会・経済

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