蒲郡市長選へ鈴木、壁谷両氏が出馬会見

　任期満了に伴う蒲郡市長選挙（10月13日告示、同20日投開票）に向け、会社員の鈴木寿明氏（56）＝形原町＝と、自営業の壁谷喜八郎氏（66）＝西浦町＝の新人２人が10日、市役所で出馬会見を開いた。鈴木氏は「市民との対話を通じて同じ方向を向いて課題解決をしたい」、壁谷氏は「国際観光都市を目指し、魅力的な蒲郡とする」と意気込みを語った。
　鈴木氏は元新聞販売店社長。蒲郡青年会議所理事長、蒲郡商工会議所青年部会長などを歴任し、蒲郡の魅力を伝える蒲郡シティセールスプロジェクトのリーダーを務める。
　「シティセールスをしていてまちづくりの積極性が欠けていると思った。市民と行政が一体となって行動していくことが必要」と出馬への決意を語った。
　壁谷氏は大学卒業後にアメリカでマーケティング業を経験。日本に帰国して外国語専門学校の講師を務めて30年前に西浦町で語学教室を開設した。
　「市制60周年の時に応募したキャッチフレーズが採用された。地域の役員を経験して、さらに社会貢献したい気持ちが高まった」と出馬への経緯を語った。
　市長選へは現職の稲葉正吉氏（67）＝２期＝が不出馬を表明している。
　８月27日に行われた立候補予定者説明会には、西尾市の会社役員男性（37）も出席していたが、出馬を取りやめたという。
　市選挙管理委員会によると、今月２日時点の選挙人名簿登録者数は６万６０１９人（男３万２４１１人、女３万３６０８人）。
（安藤聡）