豊橋総合動植物公園「ナイトZOO」入園者過去最高

　豊橋総合動植物公園でこの夏開催された夜間開園「ナイトＺＯＯ（ズー）」の入園者数が、８万人（速報値）を超えた。１９９６（平成８）年に夏の夜間開園が始まって以来、過去最高となった。
　今年は８月３日から始まり、９月29日まで過去最長の24日間行い、累計８万３８７０人だった。
　８月のお盆休み中は前年に比べ大幅増で好調なスタートを切り、９月も安定した入園者数で、14日からの３連休の中日となった15日には７０７４人で、一日の夜間入園者数としては過去最多を記録した。最高だった昨年９月16日の６７９１人を２８３人上回った。
　昨年は、19日間の開催で計７万１２６８人だった。
　今年は、見物できる動物園エリアを拡大したほか、植物園温室では光と音の演出でジャングル体験が楽しめる催しを実施するなど、充実を図った。
　増加の主な要因として、入園者から要望の多かったキリンや、ゾウが新たに見られるようになり、展望塔に美しい映像が映し出さるプロジェクションマッピングの新演出を実施。中でも、植物園温室の「リアルナイトジャングル」は、大迫力の音と光の演出が好評で、植物園への立ち寄り率が従来の倍になったという。　
　また、前売券とキャッシュレス決済の人は開園30分前から入園でき、入園時間の集中をなくした。以前は30分ほど入園できないこともあったが、スムーズに入れたという。
（中村晋也）