甲羅が新会長と新社長の就任祝賀会

　甲羅（本社・豊橋市）は７日夕、創業50周年新会長・新社長就任祝賀会を名古屋駅前のホテルで開催した。企業関係者ら約５２０人が参加。新社長の門出を祝って激励した。
　同社は経営の若返りを図るため、１日付で社長を交代した。鈴木雅貴副社長が新社長に就任し、創業者の鈴木勇一社長は会長職に就いた。
　祝賀会ではカニをイメージした赤色の装飾ライトに照らされる中、鈴木勇一新会長が登壇。「１９６９年12月、ここから這（は）い上がるという思いで『ＤＯＮＺＯＫＯ』という店をオープンしたのが始まり。その後『甲羅』『カルビ一丁』『赤から』をオープンし、時代のニーズに合ったメニュー開発をし、店舗を拡大してきた。今後も仲間と共に新店舗を開拓していきたい」と抱負を述べ、大きな拍手を浴びた。
　「しばらくはダブル代表という形でいきたい。年間客数は現在の３００万人から１０００万人まで増やすのが目標。これからも会長の意志と起業精神を守り続け、60年、80年、１００年と続く企業にしたい」と決意を述べた。
　来賓として河村たかし名古屋市長らも駆け付け、会場はお祝いムードに包まれていた。
　同社は、カニや鍋料理など33業態３８０店舗を全国展開しており、10月15日には、豊川市正岡町に人気ラーメン店「一風堂」を同社によるフランチャイズ経営でオープンする。
（木村裕貴）