「道の駅とよはし」来場者100万人突破

　豊橋市東七根町の「道の駅とよはし」の来場者が13日、１００万人を突破した。記念セレモニーが飲食、物販の店舗が入った地域振興施設「トマッテ」で開かれ、来場者と道の駅関係者が当初目標より２カ月ほど早い節目を祝った。
　開駅１４１日目で達成した１００万人目は、岡崎市から訪れた会社員・田中啓一さん（38）一家の５人。前日の台風19号の影響で、浜名湖でのキャンプを一日遅らせ、この日、駅内の農産物直売所「あぐりパーク食彩村」へ食材調達のために立ち寄った。道の駅も12日午後から休業しており、台風が縁をもたらした。
　セレモニーでは、同市の佐原光一市長が「これからも商品の充実、楽しんでいただける空間の創出、安らぎを与える空気を皆さんに提供していきたい。頑張っていくので応援よろしくお願いします」とあいさつした。
　くす玉を割り、１００万人達成証と地元の特産品を受け取った長男の洸有君（10）は「うれしいです」、次男の宏君（８）も「やったー」とテンション高く喜んだ。
　１００万人達成を記念し、施設内では、１００日間限定で通常１日５０００円で貸し出すスポーツタイプの電動アシスト付き自転車「Ｅ－ＢＩＫＥ」を一日１人に無料で貸す。27日には、各テナントでキャンペーンを催す。
　５月26日に開駅した「道の駅とよはし」は、食彩村とトマッテに一日７０００人ほどが足を運び、来場者は年内１００万人が目標だった。
（飯塚雪）