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飯田で三遠南信サミット 広域防災体制の充実へ

防災面での連携強化を確認し、手を合わせる三遠南信の首長、経済界代表ら=長野県飯田市の鼎文化ホールで
防災面での連携強化を確認し、手を合わせる三遠南信の首長、経済界代表ら=長野県飯田市の鼎文化ホールで

 愛知県の東三河、静岡県西部の遠州、長野県南部の南信州-の3地域で発展に向けた連携策を考える第27回「三遠南信サミットin南信州」(同地域連携ビジョン推進会議主催)が30日、長野県飯田市の鼎文化センターなどで開かれた。広域防災体制の充実を図り、地域連携を推進していくことを宣言した。

 宣言では災害時の情報共有を進め、地域間を南北につなぐ「三遠南信自動車道」の必要性を再確認し、開通に向けて地域一丸となる▽事業継続計画(BCP)策定促進を図り、産業連携体制をつくる▽広域的な緊急物資の運搬体制を検討する▽過去の災害体験を引き継ぎ、防災を担う人材育成をしていく-の4つを重点に置くことにした。
 サミットは1993(平成5)年度から毎年、会場を3地域持ち回りで開いており、今回で9巡目を迎えた。同地域39市町村の首長と議長、53商工会議所・商工会の会頭・会長はじめ、国、県の関係者、一般参加者らが参加した。
 同会議では道路整備や産業振興、文化と観光振興、防災、人材育成-の5つの基本方針を軸に連携していく新しいビジョンを始め、今年度から取り組みを始めた。
 パネルディスカッションの後、「防災」をテーマに「道」「住」「技」「風土・人」の分野で分科会を行った。各首長らは救援物資を運搬するために通行可能な道路や橋の確保の必要性を説いた。
 来年は浜松市で行われる。
(安藤聡)

 愛知県の東三河、静岡県西部の遠州、長野県南部の南信州-の3地域で発展に向けた連携策を考える第27回「三遠南信サミットin南信州」(同地域連携ビジョン推進会議主催)が30日、長野県飯田市の鼎文化センターなどで開かれた。広域防災体制の充実を図り、地域連携を推進していくことを宣言した。

 宣言では災害時の情報共有を進め、地域間を南北につなぐ「三遠南信自動車道」の必要性を再確認し、開通に向けて地域一丸となる▽事業継続計画(BCP)策定促進を図り、産業連携体制をつくる▽広域的な緊急物資の運搬体制を検討する▽過去の災害体験を引き継ぎ、防災を担う人材育成をしていく-の4つを重点に置くことにした。
 サミットは1993(平成5)年度から毎年、会場を3地域持ち回りで開いており、今回で9巡目を迎えた。同地域39市町村の首長と議長、53商工会議所・商工会の会頭・会長はじめ、国、県の関係者、一般参加者らが参加した。
 同会議では道路整備や産業振興、文化と観光振興、防災、人材育成-の5つの基本方針を軸に連携していく新しいビジョンを始め、今年度から取り組みを始めた。
 パネルディスカッションの後、「防災」をテーマに「道」「住」「技」「風土・人」の分野で分科会を行った。各首長らは救援物資を運搬するために通行可能な道路や橋の確保の必要性を説いた。
 来年は浜松市で行われる。
(安藤聡)

防災面での連携強化を確認し、手を合わせる三遠南信の首長、経済界代表ら=長野県飯田市の鼎文化ホールで
防災面での連携強化を確認し、手を合わせる三遠南信の首長、経済界代表ら=長野県飯田市の鼎文化ホールで

カテゴリー:政治・行政

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