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首里城火災受け豊橋市消防本部が防火点検

放水銃の取り扱いを確認する職員たち=二川宿本陣で
放水銃の取り扱いを確認する職員たち=二川宿本陣で

 世界遺産となっている沖縄県の首里城の火災を受け、豊橋市消防本部は1日、二川町の二川宿本陣(市指定史跡)など史跡3施設と吉田城の防火対策に関する点検を実施した。
 大名らの宿で江戸時代中期に建てられ、資料館の整備(1991年)とともに当時の姿を残す建物となった本陣では、消防職員が防火設備の取り扱いなどを説明し、本陣の職員が再確認した。
 消火器や自動火災報知設備、屋外消火栓、非常口と示された誘導灯、文化財を火災から守るための放水銃を点検。本陣玄関棟などに水を勢いよく発射できる放水銃は、本陣職員が使い方を確認したほか、屋外消火栓ではホースを延ばしてからバルブを開け、起動ボタンを押すなど手順の注意点を消防職員が説明した。
 煙を感知すると、事務所の設備に火災の発生を知らせる自動火災報知設備について、消防職員は作動した際に「火事の発生場所を係員に伝え、来場者の避難、誘導を指示してほしい」と話した。屋外に置いていた危険物が火災の原因になることもあり、注意を促した。
 市消防本部予防課の野末昌孝課長補佐は「被害を最小限に食い止めるには初期消火が大事。万一、火災が発生したら、地域の人も協力してほしい」と呼び掛けている。
 この日は本陣、吉田城のほか、瓜郷遺跡(国指定史跡)や前芝燈明台(県指定史跡)で行った。
(中村晋也)

 世界遺産となっている沖縄県の首里城の火災を受け、豊橋市消防本部は1日、二川町の二川宿本陣(市指定史跡)など史跡3施設と吉田城の防火対策に関する点検を実施した。
 大名らの宿で江戸時代中期に建てられ、資料館の整備(1991年)とともに当時の姿を残す建物となった本陣では、消防職員が防火設備の取り扱いなどを説明し、本陣の職員が再確認した。
 消火器や自動火災報知設備、屋外消火栓、非常口と示された誘導灯、文化財を火災から守るための放水銃を点検。本陣玄関棟などに水を勢いよく発射できる放水銃は、本陣職員が使い方を確認したほか、屋外消火栓ではホースを延ばしてからバルブを開け、起動ボタンを押すなど手順の注意点を消防職員が説明した。
 煙を感知すると、事務所の設備に火災の発生を知らせる自動火災報知設備について、消防職員は作動した際に「火事の発生場所を係員に伝え、来場者の避難、誘導を指示してほしい」と話した。屋外に置いていた危険物が火災の原因になることもあり、注意を促した。
 市消防本部予防課の野末昌孝課長補佐は「被害を最小限に食い止めるには初期消火が大事。万一、火災が発生したら、地域の人も協力してほしい」と呼び掛けている。
 この日は本陣、吉田城のほか、瓜郷遺跡(国指定史跡)や前芝燈明台(県指定史跡)で行った。
(中村晋也)

放水銃の取り扱いを確認する職員たち=二川宿本陣で
放水銃の取り扱いを確認する職員たち=二川宿本陣で

カテゴリー:社会・経済

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