リトアニア農業副大臣一行が豊橋へ

　豊橋市と交流のある欧州リトアニアのエバルダス・グスタス農業副大臣の一行が６、７両日、同市を訪れた。滞在中、特産物セミナーを開き、農産物、食品を市内の飲食、小売業者らに紹介した。
　リトアニアは人口２７９万人で、バスケットボールが国技。同副大臣は９月に就任し、あいさつのため来日した。２００５（平成17）年の愛・地球博（愛知万博）フレンドシップ事業を縁に民間を中心にした交流があり、２０２０年東京五輪・パラリンピックで同国のホストタウンとなっている豊橋市も訪門した。
　特産物セミナーは、副大臣らの意向もあって開催。副大臣は「リトアニアの農産物、食品は伝統があり、日本の消費者の皆さんに高品質な品を与えられる」とＰＲした。
　農産物、食品は全輸出額の約２割で、１４７カ国に輸出。乳製品や食肉、穀物、養蜂などが主で、乳製品の輸出の44％をチーズが占めている。
　セミナーでは、説明したアンタナス・ウエンクス国際関係部長が「農産物、食品を購入していただくと幸い。品質が高く、オーガニック農産物も生産しており、健康、地球にもいい」と言い、チーズや蜂蜜を勧めた。
　また「リトアニアは北海道と同じ位置にあり、北海道の食が好きな人はリトアニアの食も好きだと思う」とアピールした。
　セミナーのほか、一行は市役所に佐原光一市長を表敬訪問し、今年オープンした道の駅とよはしも視察した。
（中村晋也）