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田原で温室のテーマパーク体験イベント

摘みたての花を手にミニブーケを作る女子大生ら=田原市堀切町で
摘みたての花を手にミニブーケを作る女子大生ら=田原市堀切町で

 温室をテーマパークに見立て、メークやピクニック、ブーケ作りなどが体験できるイベントが5日、花きの生産額日本一の田原市内で開かれた。なじみのない生産現場を見て、非日常感を味わいながら田原の魅力を体感してもらおうと、東京の女子大生らが企画。モニターとして招いた女子大生や一般参加者が花の楽しみ方と知識を持ち帰った。
 温室のテーマパーク「温ランド イン タハラ」と題し、成蹊大学(東京都)経済学部3年の学生4人からなるフローラフトと市内の花農家、田原市地域雇用創造協議会が共催で開いた。
 フローラフトはこれまでも、花びらを顔や手に張り付ける花メークや農家へのインタビューを掲載したフリーペーパーの制作、東京・吉祥寺で菊の節句を祝うイベントを開催するなど、花の新しい価値を創造して田原産の花のブランド化を目指して活動してきた。
 この日は、モニターの女子大生10人と東三河を中心に東京や名古屋などから一般参加者27人が、同市堀切町を訪れた。田原で作られた農畜産物をふんだんに使った弁当を手に、参加者は電照菊やバラなど5カ所の温室を巡り、さまざまな催しや生産者との交流を楽しんだ。
 うち、ミニブーケ作りは、摘みたてのガーベラやスプレーギク、トルコキキョウなど規格外の花々から思い思いに選び「このスイートピー、甘い優しい香りがする」などと和気あいあいとしゃべりながら、産地ならではの花の魅力を堪能。国士舘大学1年の女子大生たちは「田原は知らなかったけれど、空気はおいしいし、解放感があっていい」「今度、花を買うときは田原の花を探すと思う」などと話した。
 夜には、女子大生たちが電照菊の明かりに照らされた幻想的な温室内でシアター鑑賞やイチゴ狩りなどを体験した。
 フローラフトのメンバーを含むモニター14人は、1泊2日で田原市内を巡る。若者の意見を反映し、観光資源の発掘につなげるという。
 フローラフトの副代表ヤング茉鈴サンドラさん(21)は「田原は海、山、農産物となんでもあるからこそ、目立った特徴が埋もれてしまっている。各ハウスで違う表情を楽しめるのが田原ならでは。花を空間として提供することで、どこにも真似できないテーマパークになると思う」と話した。
(飯塚雪)

 温室をテーマパークに見立て、メークやピクニック、ブーケ作りなどが体験できるイベントが5日、花きの生産額日本一の田原市内で開かれた。なじみのない生産現場を見て、非日常感を味わいながら田原の魅力を体感してもらおうと、東京の女子大生らが企画。モニターとして招いた女子大生や一般参加者が花の楽しみ方と知識を持ち帰った。
 温室のテーマパーク「温ランド イン タハラ」と題し、成蹊大学(東京都)経済学部3年の学生4人からなるフローラフトと市内の花農家、田原市地域雇用創造協議会が共催で開いた。
 フローラフトはこれまでも、花びらを顔や手に張り付ける花メークや農家へのインタビューを掲載したフリーペーパーの制作、東京・吉祥寺で菊の節句を祝うイベントを開催するなど、花の新しい価値を創造して田原産の花のブランド化を目指して活動してきた。
 この日は、モニターの女子大生10人と東三河を中心に東京や名古屋などから一般参加者27人が、同市堀切町を訪れた。田原で作られた農畜産物をふんだんに使った弁当を手に、参加者は電照菊やバラなど5カ所の温室を巡り、さまざまな催しや生産者との交流を楽しんだ。
 うち、ミニブーケ作りは、摘みたてのガーベラやスプレーギク、トルコキキョウなど規格外の花々から思い思いに選び「このスイートピー、甘い優しい香りがする」などと和気あいあいとしゃべりながら、産地ならではの花の魅力を堪能。国士舘大学1年の女子大生たちは「田原は知らなかったけれど、空気はおいしいし、解放感があっていい」「今度、花を買うときは田原の花を探すと思う」などと話した。
 夜には、女子大生たちが電照菊の明かりに照らされた幻想的な温室内でシアター鑑賞やイチゴ狩りなどを体験した。
 フローラフトのメンバーを含むモニター14人は、1泊2日で田原市内を巡る。若者の意見を反映し、観光資源の発掘につなげるという。
 フローラフトの副代表ヤング茉鈴サンドラさん(21)は「田原は海、山、農産物となんでもあるからこそ、目立った特徴が埋もれてしまっている。各ハウスで違う表情を楽しめるのが田原ならでは。花を空間として提供することで、どこにも真似できないテーマパークになると思う」と話した。
(飯塚雪)

摘みたての花を手にミニブーケを作る女子大生ら=田原市堀切町で
摘みたての花を手にミニブーケを作る女子大生ら=田原市堀切町で

カテゴリー:社会・経済

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