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東北被災地に友情の花を 豊川の環境保全団体

徳水さん㊥に目録を贈る大塚さん㊧=宮城県石巻市で(提供)
徳水さん㊥に目録を贈る大塚さん㊧=宮城県石巻市で(提供)
花木が植樹される雄勝ローズファクトリーガーデン(同)
花木が植樹される雄勝ローズファクトリーガーデン(同)

 あす11日で東日本大震災から9年になるのを前に、豊川市の環境保全団体「エコ☆はじめの一歩」(足立千恵子代表)が9日、津波の被害を受けた宮城県石巻市の雄勝ローズファクトリーガーデンに花木の植樹費用として30万円を寄付した。
 同団体は毎年、古着を再利用した衣服や小物のチャリティーバザーを開催し、ここで集まった資金で豊川市内の公共施設などに樹木を寄付。今回、東北の被災地での緑化事業に貢献するため寄付が実現し、市の復興支援職員として石巻市に派遣歴のある大塚房雄さんが現地に出向き、ガーデンを運営する一般社団法人雄勝花物語の代表理事・徳水利枝さんに目録を届けた。
 9年前の震災で母親や叔母らを亡くした徳水さんは、家族を弔うために石巻市雄勝町の実家跡地に花を植え始めた。これに大学生やボランティア団体、歌手など3000人以上の人の支援が加わり、いまではさまざまな色と種類の花が咲き乱れ、全国から人々が訪れるスポットとなっている。
 「雄勝に少しでも彩りを戻したい」と活動を始めたという徳水さんは「あの日すべてがなくなったけど、花を通じて、いままで会ったことのない人たちとのつながりができ、それが私たちを前に進めてくれた」と感謝。豊川市から差し伸べられた支援に「ずっとここで花を咲かせ続けていきたい。お時間ができたら気軽に足を運んでほしい」と呼び掛けた。
(由本裕貴)

 あす11日で東日本大震災から9年になるのを前に、豊川市の環境保全団体「エコ☆はじめの一歩」(足立千恵子代表)が9日、津波の被害を受けた宮城県石巻市の雄勝ローズファクトリーガーデンに花木の植樹費用として30万円を寄付した。
 同団体は毎年、古着を再利用した衣服や小物のチャリティーバザーを開催し、ここで集まった資金で豊川市内の公共施設などに樹木を寄付。今回、東北の被災地での緑化事業に貢献するため寄付が実現し、市の復興支援職員として石巻市に派遣歴のある大塚房雄さんが現地に出向き、ガーデンを運営する一般社団法人雄勝花物語の代表理事・徳水利枝さんに目録を届けた。
 9年前の震災で母親や叔母らを亡くした徳水さんは、家族を弔うために石巻市雄勝町の実家跡地に花を植え始めた。これに大学生やボランティア団体、歌手など3000人以上の人の支援が加わり、いまではさまざまな色と種類の花が咲き乱れ、全国から人々が訪れるスポットとなっている。
 「雄勝に少しでも彩りを戻したい」と活動を始めたという徳水さんは「あの日すべてがなくなったけど、花を通じて、いままで会ったことのない人たちとのつながりができ、それが私たちを前に進めてくれた」と感謝。豊川市から差し伸べられた支援に「ずっとここで花を咲かせ続けていきたい。お時間ができたら気軽に足を運んでほしい」と呼び掛けた。
(由本裕貴)

徳水さん㊥に目録を贈る大塚さん㊧=宮城県石巻市で(提供)
徳水さん㊥に目録を贈る大塚さん㊧=宮城県石巻市で(提供)
花木が植樹される雄勝ローズファクトリーガーデン(同)
花木が植樹される雄勝ローズファクトリーガーデン(同)

カテゴリー:社会・経済

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