ドライブスルーで生鮮食材販売

　東三河を中心に活動する農業経営者集団「豊橋百儂人(ひゃくのうじん)」と豊橋市東小田原町の「鳥市精肉店」は17日、ドライブスルー形式で野菜や精肉を販売する「ドライブスルー東三河マルシェ」を行った。車に乗って訪れた人たちは「３密」を避けながら、生産者からこだわりの品々を買い求めた。
　同精肉店近くのＪＴ豊橋営業所の駐車場で実施した。来店者は、車から降りずにメニューを見て注文。ラディッシュやネギ、スナップエンドウなどが入った生鮮セットや、ミシュランガイド星付きレストランも使う「三河山吹うずら」などを購入し、スタッフが後部座席に商品を積み込んだ。
　この日は、豊橋市のレモン農家河合浩樹さんや田原市のトマト農家鈴木教広さんら百儂人メンバーと、「三河山吹うずら」の生産者塩野谷和昭さんらが駐車場に立って接客。特に百儂人の野菜がセット販売されるのは初めてで、午後２時には用意していた生鮮セット40個が完売した。
　マルシェは、新型コロナウイルス感染拡大に伴い飲食店休業の影響を受ける生産者支援と買い物へ行きづらい人のために鳥市精肉店が企画。鈴木さんは「地域の農家を知ってもらい、地産地消について考えるきっかけにしていきたい」と話す。
　24、31の両日にも行い、生産者が立つ。時間は午前10時～午後４時。
（飯塚雪）