笑顔の花咲く蒲郡「ラグナシア」 2カ月ぶり再開

　蒲郡市海陽町にあるテーマパーク「ラグナシア」が23日、約２カ月ぶりに再開した。
　新型コロナウイルスの感染拡大の影響で２月29日～３月19日まで休園した。一時再開したが、４月11日から再び休園していた。当面の間、午前10時～午後６時の時間短縮で営業する。
　初日のこの日は、開園前から５、６人が並んでいた。２時間前から待っていたという40代の女性は「再開してうれしいです」と話した。国の緊急事態宣言が県内で解除されたことで、営業自粛要請も終わり始めている。「ウイルスの第２波に気をつけて楽しみたい」と話した。親子連れに聞いた。40代の親は「ずっと外に行けなかったのでストレス発散に来ました」。子どもは「ジェットコースターが楽しみ」と飛び跳ねながら待った。
　入場口では、フェースガードを着けたフタッフが客の額に非接触型体温計をかざし、熱がないかどうかを確認した。
　園は再開したが、換気できない室内やゴーグルを着けてのアトラクションは休止が続く。間隔を空けて並ぶよう立ち位置を示す足元の白いテープがあった。アトラクションの前にはアルコール消毒液が置かれていた。
　遊具が動き始めると、歓声が上がった。子連れの母（25）は「子どもが外に出れてうれしいです」と話た。ジェットコースターから降りてきた兄弟は「楽しかった」と笑顔だった。
　飲食店「かもめカフェ」の50代の女性従業員は「初日から地元のお客さんが来てくれてうれしかった。知人や従業員と久しぶりに会えた」と話した。
　「変なホテル」は６月１日営業再開予定。ラグーナテンボス広報宣伝部の近藤孝部長は「再開できて良かった。コロナ対策を徹底したい」と話していた。
（林大二朗）