高齢者団体「カレッジワン」創立25周年と例会300回を記念し豊橋で総会

　生涯学習に打ち込み心身ともに健康に生活することを目指す高齢者団体「カレッジワン」が９日、活動拠点のあいトピア（豊橋市）で創立25周年と例会３００回を記念した総会を開き、四半世紀の活動を振り返った。
　カレッジワンは１９９２（平成４）年、生きがい・健康づくりの促進や地域における社会活動の中核を担う高齢者の育成講座「あいちシルバーカレッジ」受講者の同窓会として設立。以後、憩いの場として月１回の会合を設けてきたほか、高齢の身体障害者の世話をしたり、福祉施設の慰問などのボランティア活動にも積極的に参加してきた。
　現在は東三河に暮らす70～90歳代の47人からなり、うち創設メンバーは６人在籍。総会では、その１人で長年事務局長として尽力した白谷茂さん（91）＝豊橋市栄町＝が会長に推挙されたほか、25年の功労を称え、メンバーからサプライズでプレゼントが手渡された。
　同会から節目を記念して同市社会福祉協議会へ寄付金５万円が贈られ、同協議会は「楽しんで学んでいるのはすばらしいこと。良き見本として先輩たちを見習いたい」と話した。
　白谷さんは「家に閉じこもりがちな高齢者の憩いの場所として、これからも活動を続けていきたい」と意欲を見せていた。
（飯塚雪）