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「PR TIMES」山口社長講演 豊橋で吉田塾例会

PRの力を説明する山口社長=豊橋市の山本事務所で
PRの力を説明する山口社長=豊橋市の山本事務所で

 若手経営者らによる政治、経済、経営の勉強会「吉田塾」(塾長=山本明彦・元副金融担当相)は4日夜、豊橋市西松山町の山本事務所で第115回例会を開いた。今回は「PR力」と題し、「PR TIMES」(東京都港区)の山口拓己社長が約30人を前に講演した。
 同社は、企業や官公庁、自治体などが作成した報道機関向けの発表資料「プレスリリース」を広く配信するサービスを展開している。古くは既存メディアが独占し、ネット時代には各事業者がウェブ上で発表していたが、なかなか一般人には届かなかった情報を広く一般にも開放した。4万社以上が利用し、ページビューは5200万としている。
 山口社長は、かばん製造会社が作ったPRグッズと、そのプロモーション映像の実例を紹介しながら、人々を楽しませるPRの力を紹介した。そして「分かりづらい」とされるプレスリリースを見直し、作り直していく作業をしていると説明した。
 自治体とのPRに関する連携協定を結んでいる。その際の記者発表には、社長としては登場せず、実務を担った若手社員に任せているという。「みなさんも、そんな場合はハラハラし、経営者としてひと言、言いたくなるのも分かる。しかし、担当者に任せ、その名前が新聞に載ることで、社員の個が際立つ。そんな会社でありたい」と狙いを語った。
 自社PRのために、金属技術者と協力して「世界最小のプレスリリース」を作ったこと、契約先の大手音楽事業会社が手掛けたコンサート直後に出した実際のリリース、有名遊園地のリリースがどんどんとブラッシュアップされていく様子などを紹介。
 「コストパフォーマンスで物事を捉える時代ではなくなった。『どんなプレスリリースを出そう』と考えるのが楽しい」と述べた。
 今後のPRが果たす役割について「まだ数は少ないが、発信する企業が増えれば社会は変わる。スキャンダリズムではなく、人々の活躍やみんなの頑張りがニュースの主役になってほしい」結び、積極的な情報発信を呼びかけた。
 会場に対し、豊橋の名所「普門寺のもみじ」「野依八幡社のしだれ桜」をどのようにPRして、地域資源として活用いくかという問いかけもあった。出席者から積極的な発言が相次いだ。
【山田一晶】

 若手経営者らによる政治、経済、経営の勉強会「吉田塾」(塾長=山本明彦・元副金融担当相)は4日夜、豊橋市西松山町の山本事務所で第115回例会を開いた。今回は「PR力」と題し、「PR TIMES」(東京都港区)の山口拓己社長が約30人を前に講演した。
 同社は、企業や官公庁、自治体などが作成した報道機関向けの発表資料「プレスリリース」を広く配信するサービスを展開している。古くは既存メディアが独占し、ネット時代には各事業者がウェブ上で発表していたが、なかなか一般人には届かなかった情報を広く一般にも開放した。4万社以上が利用し、ページビューは5200万としている。
 山口社長は、かばん製造会社が作ったPRグッズと、そのプロモーション映像の実例を紹介しながら、人々を楽しませるPRの力を紹介した。そして「分かりづらい」とされるプレスリリースを見直し、作り直していく作業をしていると説明した。
 自治体とのPRに関する連携協定を結んでいる。その際の記者発表には、社長としては登場せず、実務を担った若手社員に任せているという。「みなさんも、そんな場合はハラハラし、経営者としてひと言、言いたくなるのも分かる。しかし、担当者に任せ、その名前が新聞に載ることで、社員の個が際立つ。そんな会社でありたい」と狙いを語った。
 自社PRのために、金属技術者と協力して「世界最小のプレスリリース」を作ったこと、契約先の大手音楽事業会社が手掛けたコンサート直後に出した実際のリリース、有名遊園地のリリースがどんどんとブラッシュアップされていく様子などを紹介。
 「コストパフォーマンスで物事を捉える時代ではなくなった。『どんなプレスリリースを出そう』と考えるのが楽しい」と述べた。
 今後のPRが果たす役割について「まだ数は少ないが、発信する企業が増えれば社会は変わる。スキャンダリズムではなく、人々の活躍やみんなの頑張りがニュースの主役になってほしい」結び、積極的な情報発信を呼びかけた。
 会場に対し、豊橋の名所「普門寺のもみじ」「野依八幡社のしだれ桜」をどのようにPRして、地域資源として活用いくかという問いかけもあった。出席者から積極的な発言が相次いだ。
【山田一晶】

PRの力を説明する山口社長=豊橋市の山本事務所で
PRの力を説明する山口社長=豊橋市の山本事務所で

カテゴリー:社会・経済

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