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汐川干潟で天然うなぎ調査

干潟に設置された石倉かご
干潟に設置された石倉かご
かごの中にいた生物を確認する中学生ら
かごの中にいた生物を確認する中学生ら
天然ウナギ
天然ウナギ

 「汐川干潟を保全する会」や豊橋市、豊橋養鰻漁業協同組合などでつくる協議会は今年度、市内の干潟で天然ウナギの生息調査をしている。16日は現地に設置された「石倉かご」を開けて調べたところ、8匹のウナギが入っていた。ウナギは再び放流して、生息状況を調べる。
 調査は「豊橋市天然うなぎ資源保護再生プロジェクト協議会」がしている。三河湾や汐川干潟などで生息するウナギの環境を検証するのが目的だ。かつては沿岸部に養鰻池があったが、現在では豊橋と田原市内で17カ所に減った。
 蒲郡市の県立三谷水産高校が昨年度、地元の西田川で、石倉かごを使って調査した結果、ウナギの生息が確認できたことから、豊橋でも取り組むことになった。ウナギの伝統漁法「石倉漁」をアレンジした「石倉かご」による調査は、東北から九州までの河川で実績をあげている。今回は国内で初めて、干潟での採取に挑戦した。
 干潟には、石倉かご1基(縦、横それぞれ1㍍、高さ50㌢)を設置した。協議会のメンバーが、8月22日に設置したかごの中の生物を観察した。この結果、最も大きいもので長さ64㌢のウナギが入っていた。餌となるゴカイやエビなども確認した。
 この日は地元の中学生も訪れ、天然ウナギを見て、協議会メンバーから環境教育を受けた。
 協議会員で「海みらい研究所」社長の丸﨑敏夫さんは、前の三谷水産校長。西田川で昨年、再放流したウナギは今年も同じ場所で確認されたという。「天然うなぎは減少しているため、生息状況を確かめたうえ、沿岸部などで環境を保全する意識を高めていきたい」と話した。
【安藤聡】

 「汐川干潟を保全する会」や豊橋市、豊橋養鰻漁業協同組合などでつくる協議会は今年度、市内の干潟で天然ウナギの生息調査をしている。16日は現地に設置された「石倉かご」を開けて調べたところ、8匹のウナギが入っていた。ウナギは再び放流して、生息状況を調べる。
 調査は「豊橋市天然うなぎ資源保護再生プロジェクト協議会」がしている。三河湾や汐川干潟などで生息するウナギの環境を検証するのが目的だ。かつては沿岸部に養鰻池があったが、現在では豊橋と田原市内で17カ所に減った。
 蒲郡市の県立三谷水産高校が昨年度、地元の西田川で、石倉かごを使って調査した結果、ウナギの生息が確認できたことから、豊橋でも取り組むことになった。ウナギの伝統漁法「石倉漁」をアレンジした「石倉かご」による調査は、東北から九州までの河川で実績をあげている。今回は国内で初めて、干潟での採取に挑戦した。
 干潟には、石倉かご1基(縦、横それぞれ1㍍、高さ50㌢)を設置した。協議会のメンバーが、8月22日に設置したかごの中の生物を観察した。この結果、最も大きいもので長さ64㌢のウナギが入っていた。餌となるゴカイやエビなども確認した。
 この日は地元の中学生も訪れ、天然ウナギを見て、協議会メンバーから環境教育を受けた。
 協議会員で「海みらい研究所」社長の丸﨑敏夫さんは、前の三谷水産校長。西田川で昨年、再放流したウナギは今年も同じ場所で確認されたという。「天然うなぎは減少しているため、生息状況を確かめたうえ、沿岸部などで環境を保全する意識を高めていきたい」と話した。
【安藤聡】

干潟に設置された石倉かご
干潟に設置された石倉かご
かごの中にいた生物を確認する中学生ら
かごの中にいた生物を確認する中学生ら
天然ウナギ
天然ウナギ

カテゴリー:社会・経済

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