豊橋市長選告示まであと1カ月

　任期満了に伴う豊橋市長選の告示（11月１日）まであと１カ月となった。現在のところ、現職の佐原光一氏（66）、県議の浅井由崇氏（58）、弁当販売業の鈴木美穂氏（46）の３人が出馬を表明している。「ウイズコロナ」時代の選挙戦に向け、準備を整えている。

　市長選は浅井氏が先陣を切り、３月に出馬を表明した。県議４期目。郷土愛から立候補を決意したとして「コロナ後を見据えた豊橋新時代をつくっていく」と述べた。８月に政策を発表し、子育てと教育▽経済活性化▽社会基盤整備▽東三河広域連携－の四つの主要施策を掲げている。
　後援会「豊橋新時代の会」の事務所（向山大池町）は、主要地方道豊橋環状線の豊橋文化会館前交差点の一角に９月10日開設した。会の関係者は「現職に比べるとまだまだ知名度がない。支持拡大に努めていく」と述べる。今月は中旬までに４回の集会を計画する。
　一方、現職の佐原氏は６月市議会定例会を終えた後の７月に表明した。「コロナ対策でそれどころではない」として、６月定例会での出馬表明を見送った。
　後援会事務所（西幸町）の開所式は９月12日にあり、５００人以上が出席した。「次期市長として感染症対策、経済再建を東三河が一緒になって進めていきたい。高齢者に恩返しし、子どもたちに教育環境の整備をする。これから結果を残さないといけないことがたくさんある」と語った。
　市政報告会で出馬を決意するに至った経緯を語るほか、今月は女性団体や企業後援会などの集会を予定している。
　鈴木氏は９月28日に出馬を表明した。
　佐原、浅井陣営の日程は以下の通り（９月30日現在公表分）。
【佐原陣営】
　１日、後援会女性会集会▽７日、企業団体後援会設立総会と政治資金パーティー
【浅井陣営】
　３日、校区後援会大集会▽４日、後援会女性部会大集会▽７日、企業後援会大集会▽９日、豊橋南高校同窓会大集会
【安藤聡】