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「新アリーナ構想」豊橋市長選出馬予定3氏の見解

新アリーナの建設候補地となっている豊橋公園
新アリーナの建設候補地となっている豊橋公園
豊橋市総合体育館
豊橋市総合体育館

 豊橋市が豊橋公園に建設を計画している「新アリーナ」構想について、市長選(11月1日告示)に立候補を予定している3氏がそれぞれの見解を表明した。市民有志「新アリーナを求める会」(川西裕康共同代表)が公開質問状を出していた。現職の佐原光一氏は「豊橋公園で、ただちに建設する」。新人で県議の浅井由崇氏は「他の場所で、時期は見定めて」、弁当販売業の鈴木美穂氏は「構想は反対。中止する」と回答した。

 求める会は今年2月、「新アリーナ建設は地域活性化の起爆剤。市中心部に設置することで高次多機能防災拠点の役割を担う本拠地になる」などとして早期建設を求める請願書に2万8269筆の署名を添えて市議会に提出、趣旨採択された。
 公開質問状は今月8日付。内容は①新アリーナの有力候補地を豊橋公園とすることの是非②市長として事業着手する時期③防災への基本的な考え-など。
 佐原氏は、総合体育館とアイプラザ(勤労福祉会館)の老朽化対策のためにも欠かせない施設としたうえで、豊橋公園案を推し、着手時期は「ただち」とした。また、大規模災害時には市役所に隣接する公園内のアリーナと連携することで強力な支援体制が築かれる-と回答した。
 浅井氏は、スポーツ振興の必要性は認めつつ、豊橋公園内でのアリーナを建設とは結びつかないとした。新型コロナウイルス以前に策定した計画を見直し、多くの市民の総意を得た形で施設を考えていくべきだ主張した。そして、場所は豊橋公園以外で、着手時期は未定とした。
 鈴木氏は、新アリーナ構想に反対し、事業中止するとしている。「豊橋公園では駐車場の収容台数や渋滞を考えると適切ではない」と理由を述べた。
【安藤聡】

 豊橋市が豊橋公園に建設を計画している「新アリーナ」構想について、市長選(11月1日告示)に立候補を予定している3氏がそれぞれの見解を表明した。市民有志「新アリーナを求める会」(川西裕康共同代表)が公開質問状を出していた。現職の佐原光一氏は「豊橋公園で、ただちに建設する」。新人で県議の浅井由崇氏は「他の場所で、時期は見定めて」、弁当販売業の鈴木美穂氏は「構想は反対。中止する」と回答した。

 求める会は今年2月、「新アリーナ建設は地域活性化の起爆剤。市中心部に設置することで高次多機能防災拠点の役割を担う本拠地になる」などとして早期建設を求める請願書に2万8269筆の署名を添えて市議会に提出、趣旨採択された。
 公開質問状は今月8日付。内容は①新アリーナの有力候補地を豊橋公園とすることの是非②市長として事業着手する時期③防災への基本的な考え-など。
 佐原氏は、総合体育館とアイプラザ(勤労福祉会館)の老朽化対策のためにも欠かせない施設としたうえで、豊橋公園案を推し、着手時期は「ただち」とした。また、大規模災害時には市役所に隣接する公園内のアリーナと連携することで強力な支援体制が築かれる-と回答した。
 浅井氏は、スポーツ振興の必要性は認めつつ、豊橋公園内でのアリーナを建設とは結びつかないとした。新型コロナウイルス以前に策定した計画を見直し、多くの市民の総意を得た形で施設を考えていくべきだ主張した。そして、場所は豊橋公園以外で、着手時期は未定とした。
 鈴木氏は、新アリーナ構想に反対し、事業中止するとしている。「豊橋公園では駐車場の収容台数や渋滞を考えると適切ではない」と理由を述べた。
【安藤聡】

新アリーナの建設候補地となっている豊橋公園
新アリーナの建設候補地となっている豊橋公園
豊橋市総合体育館
豊橋市総合体育館

カテゴリー:政治・行政

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