豊橋中央高の中川捕手 オリックスから5巡目指名

　プロ野球ドラフト会議が26日、東京都内であり、豊橋中央高校の中川拓真捕手（３年）がオリックス・バファローズから５巡目で指名された。高校通算44本塁打の中川は「打撃を売りに、打てる捕手を目指したい」と活躍に意気込んだ。
　今夏の県大会は主将、４番としてチームをけん引。豊川高戦で逆方向に本塁打を放つなど天性の打撃センスを見せた。オリックスの印象に「若手が力を付けていて、自分も早く戦力になりたい」。パ・リーグで対戦したい投手には楽天則本を挙げて「フォークボールをバックスクリーン右に放りみたい」と宣言した。
　同校からはソフトバンク谷川原健太捕手以来、５年ぶりのプロ選手となる。谷川原にあこがれて入部し、卒業時にバットを譲り受けた中川は「谷川原さんに感謝の気持ちを伝えて、プロでは負けないように頑張りたい」と誓った。豊橋市からは藤嶋健人投手（中日）以来のプロ入りで「地元の子どもたちに努力をすれば道が開けることを伝えたい」とも話した。
　このほか、県内ゆかりの選手では、中京大中京高校の１５４㌔右腕、髙橋宏斗投手が中日から“一本釣り”の形で１位指名を受け、２巡目では豊川高ＯＢで日本体育大の森博人投手が指名された。同じく豊川高ＯＢで、名古屋学院大の宮本ジョセフ拳外野手が西武から育成枠で指名された。
【由本裕貴】