新「初立池ダムカード」11月から限定配布

　田原市は11月から、伊良湖町の農業用ため池を題材にしたトレーディングカード「初立（はったち）池カード」の配布を始める。全国のマニアから支持される「ダムカード」にならった非公式版として、前年度版を刷新した。現地を訪れた証明写真などを提示すればもらえる。
　２０２０年度版は表面写真に、サクラと芝生広場の向こうにダムが見える構図。好評で増刷を重ねた前年度版の残り約５００枚とあわせ２０００枚限定で配布する。好評なら増刷も検討する。
　ダムカードは国土交通省と水資源機構がマニア向けに２００７年度から発行しているものが公式版。公式版に準じたカードが各地で発行され、初立池もその一つとして配られている。
　カード表面にはダムの写真、裏面には所在地や型式、貯水能力などデータを記載。ほか、施設の特徴や関連情報も紹介している。
　初立池は豊川用水の最終調整池で、全国一を誇る市内の農業を支える水がめ。約１００㌔離れた宇連ダムや大島ダムを水源とする。サクラやショウブの名所で知られ、冬は水鳥の飛来地としても有名。
　配布は渥美支所地域課窓口で午前９時から午後５時まで。土、日曜と祝日、年末年始は支所日直室（文化会館内）で応じる。問い合わせは地域課（０５３１・33・１１１８）へ。
【加藤広宣】