豊橋市長選 浅井氏に当選証書付与

　市長選で初当選した浅井由崇氏に対する当選証書付与式が９日、市役所であった。当選証書を手に浅井氏は「多くの支援に重責を感じる。新時代へ豊橋の活気を取り戻したい」と決意を新たにした。
　市講堂での付与式には市選挙管理委員と市の部長級職員らが出席した。会場で浅井氏は拍手で迎えられ、神妙な面持ちで池田至委員長から当選証書を受けた。
　池田委員長は「４年間の市政運営を市民が託した。古里への熱い思いと県議時代の実績に、多くの市民から変革への期待を受けた結果」と祝いの言葉を述べた。さらに「第３波が迫る新型コロナウイルス対策など、幅広い市民の声を大切にして市の発展に尽くしてほしい」と期待を込めた。
　浅井氏は「当面はコロナ対策が重要課題だ。必要以上に恐れず、足りない点を補って冬を乗り切る」と意気込んだ。
　重要施策「人づくり」の中でも、優先項目に掲げる小学校の給食費無償化は「４月実施に間に合うよう来年度予算に盛り込みたい。関係部門の実態を把握し、市議会の理解も不可欠だ」として、素早く着実に進めたい考えを示した。
【加藤広宣】