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三谷水産高で特色生かしたイベント

魚を見る生徒=いずれも三谷水産高校で
魚を見る生徒=いずれも三谷水産高校で
展示された魚
展示された魚
豆をすり潰す生徒
豆をすり潰す生徒

 蒲郡市の県立三谷水産高校で、学校と地域の特色を生かしたイベントがあった。新型コロナウイルス禍の中、生徒が課題に取り組んだ。
 同校資源管理棟で9日、1日限りの水族館が開かれた。蒲郡の海や川の生き物を捕まえ、飼育して魚を増やす「増殖部」が主催した。
 例年、文化祭にあたる「水高祭」で飼育生物の展示などをする「魚見館」として、1年間の活動を発表していた。しかし、今年は新型コロナウイルスの影響で水高祭自体が中止になった。
 顧問の小柳清彦教諭が「1日ならできるよ」と声掛けした。部長の平林龍之介さん(18)をはじめ約70人が増殖部を全校生徒に知ってもらう機会として開催を決めた。
 コロナ禍で学校が休業したため、生き物がいない状態からのスタート。卒業生、他県の水産高校などの協力で、徐々に魚などが増えていった。
 淡水魚など約50種類以上を展示。水槽の棚や、捕まえた魚の特徴を紹介するイラストも生徒が作った。
 ドジョウやナマズ、メダカのほか、海の魚は漁師を始めた卒業生が提供したネコザメやシビレエイなども展示した。
 平林さんは「魚を触ったことのない人に興味を抱いてもらえるよう伝えていきたい」と話した。

海洋資源科「米みそ」作り

 海洋資源科の生徒20人が10日、みそづくりを体験した。食品メーカー「イチビキ」が協力した。
 三河地方に古くから伝わるみそを作り、日本の食文化を継承する必要性を学ぶ。同時に食に対する知識と安全を知る。
 東海地方の「豆みそ」、九州地方の「麦みそ」などがあるが、関東など全国的に作られ、早くできる「米みそ」を作った。生徒はすり鉢で蒸し大豆を潰してからビニール袋に移し、米こうじと塩を混ぜ合わせた。米こうじを味見して「おいしい」と言う生徒もいた。
 こねたみそは桶に詰め、空気が入らないようにして仕込みが終わった。31日に熟成された旨みエキスの「みそだまり」をかき混ぜる「天地返し」をして、来年3月に完成する。丸田純正さん(16)は「豆をすり潰すのが大変でした。みそができるのが楽しみです」と話した。
【林大二朗】

 蒲郡市の県立三谷水産高校で、学校と地域の特色を生かしたイベントがあった。新型コロナウイルス禍の中、生徒が課題に取り組んだ。
 同校資源管理棟で9日、1日限りの水族館が開かれた。蒲郡の海や川の生き物を捕まえ、飼育して魚を増やす「増殖部」が主催した。
 例年、文化祭にあたる「水高祭」で飼育生物の展示などをする「魚見館」として、1年間の活動を発表していた。しかし、今年は新型コロナウイルスの影響で水高祭自体が中止になった。
 顧問の小柳清彦教諭が「1日ならできるよ」と声掛けした。部長の平林龍之介さん(18)をはじめ約70人が増殖部を全校生徒に知ってもらう機会として開催を決めた。
 コロナ禍で学校が休業したため、生き物がいない状態からのスタート。卒業生、他県の水産高校などの協力で、徐々に魚などが増えていった。
 淡水魚など約50種類以上を展示。水槽の棚や、捕まえた魚の特徴を紹介するイラストも生徒が作った。
 ドジョウやナマズ、メダカのほか、海の魚は漁師を始めた卒業生が提供したネコザメやシビレエイなども展示した。
 平林さんは「魚を触ったことのない人に興味を抱いてもらえるよう伝えていきたい」と話した。

海洋資源科「米みそ」作り

 海洋資源科の生徒20人が10日、みそづくりを体験した。食品メーカー「イチビキ」が協力した。
 三河地方に古くから伝わるみそを作り、日本の食文化を継承する必要性を学ぶ。同時に食に対する知識と安全を知る。
 東海地方の「豆みそ」、九州地方の「麦みそ」などがあるが、関東など全国的に作られ、早くできる「米みそ」を作った。生徒はすり鉢で蒸し大豆を潰してからビニール袋に移し、米こうじと塩を混ぜ合わせた。米こうじを味見して「おいしい」と言う生徒もいた。
 こねたみそは桶に詰め、空気が入らないようにして仕込みが終わった。31日に熟成された旨みエキスの「みそだまり」をかき混ぜる「天地返し」をして、来年3月に完成する。丸田純正さん(16)は「豆をすり潰すのが大変でした。みそができるのが楽しみです」と話した。
【林大二朗】

魚を見る生徒=いずれも三谷水産高校で
魚を見る生徒=いずれも三谷水産高校で
展示された魚
展示された魚
豆をすり潰す生徒
豆をすり潰す生徒

カテゴリー:社会・経済 / 地域・教育

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