文字の大きさ

DI改善もコロナで豊橋の景況先行き不透明

コロナ禍での経済状況について語る神野会頭=豊橋商議所で
コロナ禍での経済状況について語る神野会頭=豊橋商議所で

 豊橋商工会議所(神野吾郎会頭)は15日の定例記者会見で、今年度第3四半期(昨年10~12月)の景気動向調査の結果を発表した。景況の良し悪しを判断する業況DIはマイナス39・2で前期比15・0ポイント改善。政府の旅行と飲食の需要喚起策「Go To」事業が奏功したが、新型コロナウイルス感染拡大で依然として先行きは不透明だという。
 業種別DIはサービス業がマイナス63・6(36・4ポイント改善)で最も悪かった。秋の「Go To」事業で観光や飲食は一時的に回復したが、年末の宴会需要が激減するなど業界全体は悪化傾向にあるという。
 1~3月見通しはマイナス54・5(9・1ポイント改善)。年末の「Go To」停止や、13日の緊急事態宣言に伴う飲食店時短営業の影響は、調査時点で織り込めず「さらに悪化も予想される」(商議所)という。
 一方、運輸業はマイナス36・4(17・4ポイント改善)で、来期は0水準へ大幅回復を見込む。工業製品の物量回復などの好材料から、全業種で唯一改善見通しとなった。
 長引くコロナ禍の影響で、地元企業が疲弊する状況に神野会頭は「資金繰りの支援制度は充実しているが、借入額が膨らむことが懸念材料だ。相談窓口での支援体制を強化し、社会全体で解決の糸口を探し、休廃業の事態を回避したい」と語った。
 調査は市内333社に電話やはがきなどでアンケート、171社(51・35%)が回答した。
【加藤広宣】

 豊橋商工会議所(神野吾郎会頭)は15日の定例記者会見で、今年度第3四半期(昨年10~12月)の景気動向調査の結果を発表した。景況の良し悪しを判断する業況DIはマイナス39・2で前期比15・0ポイント改善。政府の旅行と飲食の需要喚起策「Go To」事業が奏功したが、新型コロナウイルス感染拡大で依然として先行きは不透明だという。
 業種別DIはサービス業がマイナス63・6(36・4ポイント改善)で最も悪かった。秋の「Go To」事業で観光や飲食は一時的に回復したが、年末の宴会需要が激減するなど業界全体は悪化傾向にあるという。
 1~3月見通しはマイナス54・5(9・1ポイント改善)。年末の「Go To」停止や、13日の緊急事態宣言に伴う飲食店時短営業の影響は、調査時点で織り込めず「さらに悪化も予想される」(商議所)という。
 一方、運輸業はマイナス36・4(17・4ポイント改善)で、来期は0水準へ大幅回復を見込む。工業製品の物量回復などの好材料から、全業種で唯一改善見通しとなった。
 長引くコロナ禍の影響で、地元企業が疲弊する状況に神野会頭は「資金繰りの支援制度は充実しているが、借入額が膨らむことが懸念材料だ。相談窓口での支援体制を強化し、社会全体で解決の糸口を探し、休廃業の事態を回避したい」と語った。
 調査は市内333社に電話やはがきなどでアンケート、171社(51・35%)が回答した。
【加藤広宣】

コロナ禍での経済状況について語る神野会頭=豊橋商議所で
コロナ禍での経済状況について語る神野会頭=豊橋商議所で

カテゴリー:社会・経済

 PR

PR