文字の大きさ

豊川市が日立跡地に新文化会館

新文化会館や住宅地が建設される見通しとなった日立製作所豊川事業所跡地(市民病院から撮影)
新文化会館や住宅地が建設される見通しとなった日立製作所豊川事業所跡地(市民病院から撮影)

 豊川市は28日、買収交渉を進めていた八幡地区の日立製作所豊川事業所跡地の取得について基本合意したとし、既存施設よりも大規模な新文化会館と、住宅地を整備する方針を発表した。市民病院やイオンモール進出計画があるスズキ豊川工場が隣接する地域に、新たな文化交流の場が誕生する。
 市が買収するのは日立跡地8・3㌶のうち7・45㌶で、取得価格は約36億1720万円。日立が建物解体や土壌汚染調査を請け負い、現在の工業用地からの用途変更にめどが立つ12月にも正式契約の締結を目指す。南側の0・85㌶は隣接する香月堂が取得する。
 市はこの敷地を4区画に分け、新文化会館と駐車場、住宅用地、道路用地として整備する。有力な案として、北側A区画に文化会館と駐車場、南側B区画に駐車場、東側のC、D区画を住宅地とする計画も示した。
 この敷地は病院も近く福祉施設の建設案もあったが、築40年近い代田町の文化会館をはじめ、御津、小坂井、音羽の各文化会館も廃止の方向となっていることから、新たな文化会館を優先的に新設することになった。
 代田町の文化会館は駐車場の収容台数が130台と狭く、大・中ホールで同時に行事が開催できない。このことから、新文化会館については座席数などの施設概要は未定だが、1000台以上収容の駐車場や複数ホール、既存4カ所の文化会館よりも大きな規模が見込まれる。
 山脇実市長は「本市の総合的な発展につながるように慎重に利活用の検討を進めていきたい」と話した。
 日立製作所豊川事業所は1968(昭和43)年操業開始。ステレオ機器やATM製造を手掛け、昨年3月に生産を終了した。
(由本裕貴)

 豊川市は28日、買収交渉を進めていた八幡地区の日立製作所豊川事業所跡地の取得について基本合意したとし、既存施設よりも大規模な新文化会館と、住宅地を整備する方針を発表した。市民病院やイオンモール進出計画があるスズキ豊川工場が隣接する地域に、新たな文化交流の場が誕生する。
 市が買収するのは日立跡地8・3㌶のうち7・45㌶で、取得価格は約36億1720万円。日立が建物解体や土壌汚染調査を請け負い、現在の工業用地からの用途変更にめどが立つ12月にも正式契約の締結を目指す。南側の0・85㌶は隣接する香月堂が取得する。
 市はこの敷地を4区画に分け、新文化会館と駐車場、住宅用地、道路用地として整備する。有力な案として、北側A区画に文化会館と駐車場、南側B区画に駐車場、東側のC、D区画を住宅地とする計画も示した。
 この敷地は病院も近く福祉施設の建設案もあったが、築40年近い代田町の文化会館をはじめ、御津、小坂井、音羽の各文化会館も廃止の方向となっていることから、新たな文化会館を優先的に新設することになった。
 代田町の文化会館は駐車場の収容台数が130台と狭く、大・中ホールで同時に行事が開催できない。このことから、新文化会館については座席数などの施設概要は未定だが、1000台以上収容の駐車場や複数ホール、既存4カ所の文化会館よりも大きな規模が見込まれる。
 山脇実市長は「本市の総合的な発展につながるように慎重に利活用の検討を進めていきたい」と話した。
 日立製作所豊川事業所は1968(昭和43)年操業開始。ステレオ機器やATM製造を手掛け、昨年3月に生産を終了した。
(由本裕貴)

新文化会館や住宅地が建設される見通しとなった日立製作所豊川事業所跡地(市民病院から撮影)
新文化会館や住宅地が建設される見通しとなった日立製作所豊川事業所跡地(市民病院から撮影)

カテゴリー:政治・行政

 PR

PR