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岡崎で猫の多頭飼育崩壊

多頭飼育崩壊した岡崎市のブリーダー宅(提供)
多頭飼育崩壊した岡崎市のブリーダー宅(提供)
生まれて間もない子猫(同)
生まれて間もない子猫(同)
岡崎で猫の多頭飼育崩壊

 今年6月、岡崎市で起きていた猫の多頭飼育崩壊が明らかになった。当初見積もりでは250匹、最終的には325匹がいた。猫の不妊・去勢手術を支援している公益財団法人「どうぶつ基金」(兵庫県芦屋市)によると、国内最大規模だという。東三河で地域猫活動をしている市民団体「命にやさしいまちづくり ハーツ」は初動から相談を受け、猫の救援に関わった。古橋幸子代表が8月から、ブログで経過を報告中だ。猫の命をめぐる人間同士の思惑と絡み合いが徐々に明らかにされつつある。

 この問題は、毎日新聞が6月12日に報じ、CBC、朝日新聞が続いた。インターネットでも流れたが、取り上げたのはこの3社だけなので、知らない人も多いのではないだろうか。
 多頭飼育崩壊は3類型があるが、その中の一つ、ブリーダー(繁殖業者)によるものだ。報道によると、ブリーダーは30代男性で、2013年に業者として登録した。一人暮らしの自宅と別宅で、パートを雇って猫の繁殖をしていたという。
 ところが男性が5月に体調を崩して入院してから世話ができなくなり、状況が悪化する。事態を知った男性の親族が岡崎市内の猫カフェに救援を求め、多頭飼育崩壊が明るみに出た。
 ハーツのブログによると、メンバーに連絡があったのはその直後の6月4日。市長が現場を視察、市動物総合センターも9日から立ち入り検査を始め、親族に状況を改善するよう指導した。
 報道とブログによると、当初は室内の掃除ができていない状態で、悪臭が漂う典型的な多頭崩壊現場になっていた。寄生虫がまん延し、下痢など体調の悪い猫も多かった。そんな環境で子猫が生まれ、2週間で20匹以上が死んだという。
 だが、各地から駆けつけたボランティアが掃除を進め、環境は改善された。男性は廃業届を出し、親族が猫の引取先を探すことになった。ここまではメディアで報道されている。
 ハーツのブログはその後を伝える。それによると、岡崎市内で40年以上、犬猫の保護活動を続けるボランティアが事態を知って支援に名乗りを上げた。ネットワークを使い、西日本のNPO法人が猫を引き取り、治療と不妊・去勢手術をするという約束を取り付けた。男性の親族も、猫の引き渡しに同意したという。事態は解決に向かっているようだった。
 だが、最新の5回目のブログの投稿(8月31日更新)は、善意で活動していたと思われていたボランティアの中心メンバーの態度が急変する様子がつづられている。古橋代表は取材に「ブリーダー崩壊型だから起きた事態」と指摘している。
 古橋代表の岡崎問題に関する投稿は不定期で10回前後になる見込み。詳細はブログ=QRコード=で。
【山田一晶】

 今年6月、岡崎市で起きていた猫の多頭飼育崩壊が明らかになった。当初見積もりでは250匹、最終的には325匹がいた。猫の不妊・去勢手術を支援している公益財団法人「どうぶつ基金」(兵庫県芦屋市)によると、国内最大規模だという。東三河で地域猫活動をしている市民団体「命にやさしいまちづくり ハーツ」は初動から相談を受け、猫の救援に関わった。古橋幸子代表が8月から、ブログで経過を報告中だ。猫の命をめぐる人間同士の思惑と絡み合いが徐々に明らかにされつつある。

 この問題は、毎日新聞が6月12日に報じ、CBC、朝日新聞が続いた。インターネットでも流れたが、取り上げたのはこの3社だけなので、知らない人も多いのではないだろうか。
 多頭飼育崩壊は3類型があるが、その中の一つ、ブリーダー(繁殖業者)によるものだ。報道によると、ブリーダーは30代男性で、2013年に業者として登録した。一人暮らしの自宅と別宅で、パートを雇って猫の繁殖をしていたという。
 ところが男性が5月に体調を崩して入院してから世話ができなくなり、状況が悪化する。事態を知った男性の親族が岡崎市内の猫カフェに救援を求め、多頭飼育崩壊が明るみに出た。
 ハーツのブログによると、メンバーに連絡があったのはその直後の6月4日。市長が現場を視察、市動物総合センターも9日から立ち入り検査を始め、親族に状況を改善するよう指導した。
 報道とブログによると、当初は室内の掃除ができていない状態で、悪臭が漂う典型的な多頭崩壊現場になっていた。寄生虫がまん延し、下痢など体調の悪い猫も多かった。そんな環境で子猫が生まれ、2週間で20匹以上が死んだという。
 だが、各地から駆けつけたボランティアが掃除を進め、環境は改善された。男性は廃業届を出し、親族が猫の引取先を探すことになった。ここまではメディアで報道されている。
 ハーツのブログはその後を伝える。それによると、岡崎市内で40年以上、犬猫の保護活動を続けるボランティアが事態を知って支援に名乗りを上げた。ネットワークを使い、西日本のNPO法人が猫を引き取り、治療と不妊・去勢手術をするという約束を取り付けた。男性の親族も、猫の引き渡しに同意したという。事態は解決に向かっているようだった。
 だが、最新の5回目のブログの投稿(8月31日更新)は、善意で活動していたと思われていたボランティアの中心メンバーの態度が急変する様子がつづられている。古橋代表は取材に「ブリーダー崩壊型だから起きた事態」と指摘している。
 古橋代表の岡崎問題に関する投稿は不定期で10回前後になる見込み。詳細はブログ=QRコード=で。
【山田一晶】

多頭飼育崩壊した岡崎市のブリーダー宅(提供)
多頭飼育崩壊した岡崎市のブリーダー宅(提供)
生まれて間もない子猫(同)
生まれて間もない子猫(同)
岡崎で猫の多頭飼育崩壊

カテゴリー:社会・経済

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