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設楽町長選 土屋氏が初当選

初当選を喜ぶ土屋氏=設楽町田口で
初当選を喜ぶ土屋氏=設楽町田口で

 任期満了に伴う設楽町長選は17日投開票され、無所属新人で元町議の土屋浩氏(61)が、元町議の松下好延氏(71)、元県職員の松浦岩男氏(72)、英語塾経営の中澤結香氏(54)を破り初当選した。投票率は73・97%で前回(74・29%)を0・32㌽下回った。

 2005年の新設楽町施行以来、最多の4人が出馬した。26年度の設楽ダム完成後のまちづくりについて舌戦を展開した。
 土屋氏は町中心部の田口に事務所を構えた。ダム建設の受け入れ賛成から調印までを務めた町議4期14年の実績をアピールし「10年後を見据え、住民の皆さんと膝をつきあわせて考える」と対話を重視した町政運営を掲げた。「町が設楽ダム近くに整備を検討する小水力発電の売電益を町民に還元し、電気料の一部を補助する」と主張した。
 町南部の田峯や西部の名倉と元町議の応援を受けて選挙戦を展開。地元の津具だけでなく、他地区での票の上積みにつなげた。
 敗れた松下氏は「『明るい、自立するまちづくり』で未来に託せる地域づくりを進める」を主張した。公共施設管理協会理事を務め「100近くの物件があり、民間への貸与や譲渡によって有効利用を考える」と活用策を訴えた。自ら街宣車からマイクで訴えるなど精力的に町全体を巡ったが及ばなかった。
 松浦氏は県職員時代に設楽ダムの移転補償を担当した経験から「古里を奪われた人たちへのお礼の気持ちを示したかった」と出馬し、町産木材でのバイオマス発電施策を訴えたが支持が広がらなかった。
 中澤氏は「福祉中心のまちづくり」を訴えた。告示当日の12日に出馬を表明したため、出遅れが響いた。
【安藤聡】

 任期満了に伴う設楽町長選は17日投開票され、無所属新人で元町議の土屋浩氏(61)が、元町議の松下好延氏(71)、元県職員の松浦岩男氏(72)、英語塾経営の中澤結香氏(54)を破り初当選した。投票率は73・97%で前回(74・29%)を0・32㌽下回った。

 2005年の新設楽町施行以来、最多の4人が出馬した。26年度の設楽ダム完成後のまちづくりについて舌戦を展開した。
 土屋氏は町中心部の田口に事務所を構えた。ダム建設の受け入れ賛成から調印までを務めた町議4期14年の実績をアピールし「10年後を見据え、住民の皆さんと膝をつきあわせて考える」と対話を重視した町政運営を掲げた。「町が設楽ダム近くに整備を検討する小水力発電の売電益を町民に還元し、電気料の一部を補助する」と主張した。
 町南部の田峯や西部の名倉と元町議の応援を受けて選挙戦を展開。地元の津具だけでなく、他地区での票の上積みにつなげた。
 敗れた松下氏は「『明るい、自立するまちづくり』で未来に託せる地域づくりを進める」を主張した。公共施設管理協会理事を務め「100近くの物件があり、民間への貸与や譲渡によって有効利用を考える」と活用策を訴えた。自ら街宣車からマイクで訴えるなど精力的に町全体を巡ったが及ばなかった。
 松浦氏は県職員時代に設楽ダムの移転補償を担当した経験から「古里を奪われた人たちへのお礼の気持ちを示したかった」と出馬し、町産木材でのバイオマス発電施策を訴えたが支持が広がらなかった。
 中澤氏は「福祉中心のまちづくり」を訴えた。告示当日の12日に出馬を表明したため、出遅れが響いた。
【安藤聡】

初当選を喜ぶ土屋氏=設楽町田口で
初当選を喜ぶ土屋氏=設楽町田口で

カテゴリー:政治・行政

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