蒲郡で14日から「はやぶさ2」特別展

　蒲郡市生命の海科学館は、小惑星探査機「はやぶさ２」の帰還カプセルなどの特別展示を14日から開催する。県内では初の展示。18日まで。
　「はやぶさ２」は２０２０年に地球の軌道に帰還。小惑星リュウグウで採取したサンプルが入ったカプセルを届けて軌道を離脱、新たな宇宙の冒険に旅立った。
　科学館は展示テーマの一つに「宇宙から来た海」を掲げ、水と有機物を含んだ「マーチソン隕石」を展示。また、宇宙と地球に関するオンライン講演会など実施している。
　多くの人が帰還カプセルを通じて小惑星と海の成り立ちについて興味を持ってもらいたいと企画。ＪＡＸＡ（宇宙航空研究開発機構）によるカプセル展示に応募して選ばれた。
　カプセル以外には「はやぶさ２」の実物大模型やカプセルに取り付けられていたパラシュートを展示する。
　13日、報道陣や関係者の内覧会があった。山中敦子館長が展示の経緯やカプセル、リュウグウについて説明した。山中館長は「実物を見て、多くの人が感動を共有してほしい」と話した。
　見学は予約制。申し込みは市ホームページの科学館のサイトから。
【林大二朗】