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「ペンライト」に厚労大臣感謝状

厚生労働大臣感謝状を受けたペンライトの皆さんと担当職員の権田さん=明生会館で
厚生労働大臣感謝状を受けたペンライトの皆さんと担当職員の権田さん=明生会館で

 豊橋市東松山町の点字図書館「明生会館」で活動する音訳ボランティアグループ「ペンライト」(小杉眞知子代表)に、厚生労働大臣感謝状が贈られた。福祉分野で長年にわたりボランティア活動を続けたことが評価された。
 点字図書館は、文字を読めない視覚障害者に点字か録音の図書を提供する。ボランティアらが作り、無料で視覚障害者に貸し出している。音訳図書は、点字が読めない中途失明者には特に貴重な情報源となる。
 「ペンライト」は明生会館が主催したボランティア講座の受講者らで立ち上げたグループ。1980年に活動を始め、99年から現在のグループ名になった。現在活動中のボランティアは東三河をはじめに、豊明、豊田、岡崎など在住の主婦ら44人。小説を中心に、実用書や「月刊ドラゴンズ」などの雑誌の音声データ化に励んでいる。録音した図書は、視覚障害者情報総合ネットワーク「サピエ」にアップ。全国の図書館や個人がダウンロードして活用する。また映画の音声ガイド、一部だがCD図書やテープ図書貸し出しの需要もある。
 今回、新型コロナウイルス禍で表彰式がなかったため、市役所で表彰状が伝達された。豊橋では他に、「日本のうたを歌う〈豊橋〉の会・キンコンカン」が厚生労働大臣表彰を受けている。
 「文章を読むにあたり、綿密に下調べし、半年以上かけて1冊を完成させる。今回、みんなの努力を認めてもらえてありがたく思っている」と、会員で音訳指導員の荻原園子さん、最古参メンバーでもある西村綾子さんらは喜びを語る。会館職員で録音図書担当の権田斉樹さんと共に、「点字は知っていても音訳を知らないという人はまだまだ多い。受賞を機に、多くの人に音訳を知ってもらえたら」と期待する。ボランティアも募っており、明生会館では4月から研修会も予定している。問い合わせは同会館(0532・52・2614)へ。
【田中博子】

 豊橋市東松山町の点字図書館「明生会館」で活動する音訳ボランティアグループ「ペンライト」(小杉眞知子代表)に、厚生労働大臣感謝状が贈られた。福祉分野で長年にわたりボランティア活動を続けたことが評価された。
 点字図書館は、文字を読めない視覚障害者に点字か録音の図書を提供する。ボランティアらが作り、無料で視覚障害者に貸し出している。音訳図書は、点字が読めない中途失明者には特に貴重な情報源となる。
 「ペンライト」は明生会館が主催したボランティア講座の受講者らで立ち上げたグループ。1980年に活動を始め、99年から現在のグループ名になった。現在活動中のボランティアは東三河をはじめに、豊明、豊田、岡崎など在住の主婦ら44人。小説を中心に、実用書や「月刊ドラゴンズ」などの雑誌の音声データ化に励んでいる。録音した図書は、視覚障害者情報総合ネットワーク「サピエ」にアップ。全国の図書館や個人がダウンロードして活用する。また映画の音声ガイド、一部だがCD図書やテープ図書貸し出しの需要もある。
 今回、新型コロナウイルス禍で表彰式がなかったため、市役所で表彰状が伝達された。豊橋では他に、「日本のうたを歌う〈豊橋〉の会・キンコンカン」が厚生労働大臣表彰を受けている。
 「文章を読むにあたり、綿密に下調べし、半年以上かけて1冊を完成させる。今回、みんなの努力を認めてもらえてありがたく思っている」と、会員で音訳指導員の荻原園子さん、最古参メンバーでもある西村綾子さんらは喜びを語る。会館職員で録音図書担当の権田斉樹さんと共に、「点字は知っていても音訳を知らないという人はまだまだ多い。受賞を機に、多くの人に音訳を知ってもらえたら」と期待する。ボランティアも募っており、明生会館では4月から研修会も予定している。問い合わせは同会館(0532・52・2614)へ。
【田中博子】

厚生労働大臣感謝状を受けたペンライトの皆さんと担当職員の権田さん=明生会館で
厚生労働大臣感謝状を受けたペンライトの皆さんと担当職員の権田さん=明生会館で

カテゴリー:社会・経済

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