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音楽の灯を絶やさない

カテゴリー:特集

亡き小川さんの遺志を継ごうと開いた音楽会=ちろる庵で
亡き小川さんの遺志を継ごうと開いた音楽会=ちろる庵で
「小川さんに見守ってもらおう」とカウンターに据えた龍の置物
「小川さんに見守ってもらおう」とカウンターに据えた龍の置物

古橋さん夫妻、小川さんの遺志継ぐ

 多くの人にクラシック音楽を楽しんでもらおうと、豊橋市三ノ輪町のカフェ&ギャラリエ「ちろる庵」でフルートとピアノの奏者を招いた「フレンドリーコンサート」が開かれた。主催したのは、市内の古橋廣門さん、順子さん夫妻。地元音楽文化の普及や若手音楽家の育成に尽力し、今年3月に亡くなった小川惠司さんの遺志を継いだものだ。
 ウイーンフィルハーモニーと個人的に強い絆があった小川さんは、妻とともに事務局を務め、「気まぐれコンサート」と題してウイーンフィルのコンサートマスターらによる豊橋でのステージを何度も実現させてきた。また、地元音楽家の育成と発表の場作りとして大小の会場で音楽会も開いてきた。
 イベントなどを通して小川さんと知り合っていた古橋さん。順子さんが席主を務める茶会にも小川さんは必ず顔を出していたという。今回、「小川さんの思いをつなげよう」と、浜松を拠点に活躍中のフルート奏者、鈴木健二郎さんによる演奏会を企画した。古橋さんの所属する「報徳会」の仲間でもあり、豊橋での演奏経験もある。
 「3密」にならないよう人数制限をした会場で、地元の音楽ファンが見守る中、鈴木さんと静岡県を中心に活動するピアニスト市川真一郎さんが登場。「愛の挨拶」(エルガー)「メヌエット ト長調」(ベートーベン)をはじめ、唱歌「夏は来ぬ」などを次々披露し、1曲ごとに客席から大きな拍手を受けていた。
 カウンターの演奏がよく見える場所に、辰(たつ)年生まれだった小川さんの代わりにと龍の置き物を飾り、コンサートを見守っていてもらったという古橋さん。「今後も遺志をついで音楽会を開き、地元の音楽文化の向上に寄与できたら」と話していた。
【田中博子】

古橋さん夫妻、小川さんの遺志継ぐ

 多くの人にクラシック音楽を楽しんでもらおうと、豊橋市三ノ輪町のカフェ&ギャラリエ「ちろる庵」でフルートとピアノの奏者を招いた「フレンドリーコンサート」が開かれた。主催したのは、市内の古橋廣門さん、順子さん夫妻。地元音楽文化の普及や若手音楽家の育成に尽力し、今年3月に亡くなった小川惠司さんの遺志を継いだものだ。
 ウイーンフィルハーモニーと個人的に強い絆があった小川さんは、妻とともに事務局を務め、「気まぐれコンサート」と題してウイーンフィルのコンサートマスターらによる豊橋でのステージを何度も実現させてきた。また、地元音楽家の育成と発表の場作りとして大小の会場で音楽会も開いてきた。
 イベントなどを通して小川さんと知り合っていた古橋さん。順子さんが席主を務める茶会にも小川さんは必ず顔を出していたという。今回、「小川さんの思いをつなげよう」と、浜松を拠点に活躍中のフルート奏者、鈴木健二郎さんによる演奏会を企画した。古橋さんの所属する「報徳会」の仲間でもあり、豊橋での演奏経験もある。
 「3密」にならないよう人数制限をした会場で、地元の音楽ファンが見守る中、鈴木さんと静岡県を中心に活動するピアニスト市川真一郎さんが登場。「愛の挨拶」(エルガー)「メヌエット ト長調」(ベートーベン)をはじめ、唱歌「夏は来ぬ」などを次々披露し、1曲ごとに客席から大きな拍手を受けていた。
 カウンターの演奏がよく見える場所に、辰(たつ)年生まれだった小川さんの代わりにと龍の置き物を飾り、コンサートを見守っていてもらったという古橋さん。「今後も遺志をついで音楽会を開き、地元の音楽文化の向上に寄与できたら」と話していた。
【田中博子】

亡き小川さんの遺志を継ごうと開いた音楽会=ちろる庵で
亡き小川さんの遺志を継ごうと開いた音楽会=ちろる庵で
「小川さんに見守ってもらおう」とカウンターに据えた龍の置物
「小川さんに見守ってもらおう」とカウンターに据えた龍の置物

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