マジシャンのミッキー横田さんが施設慰問に尽力

　豊橋市大国町のマジシャン、ミッキー横田さん（69）が、ボランティアで訪問するマジックショーに力を入れている。今年５月に長男光幸さん（42）が後継の社長になった。今後は「自分の好きな手品で多くの人を楽しませたい」と張り切る。
　横田さんのマジック歴は40年。子供会の役員になったのを機に始めた。子どもたちを少しでも喜ばせたいと思ったからだ。以来、徐々にレパートリーを増やし、現在はテーブル、ステージ、手作りなど、幅広いジャンルの約１００種を持ちネタにする。
　現役時代は、結婚式の司会者やホテルの配膳スタッフを派遣していた。手品は有料のショーだった。社長業を引き継ぎ、時間に余裕ができたことから、ボランティアに力を入れることにした。
　子供会、児童クラブ、高齢者施設など、豊橋市内なら、依頼があればどこにでも駆けつける。時間は約30分。相手に合わせたマジックを披露する。今月５日にはデイサービスの夏祭りに来た子どもたちの前で、空の袋から卵を出すなどして楽しませた。見学者は最大80人まで対応できる。
　今年に入りすでに20カ所余を訪問した横田さんは、「私が会社を経営できたのは、地域の皆さんのおかげ。今度は恩返しの番。体力が続く限り、楽しいマジックで多くの人たちを笑顔にしたい」と話す。詳しくは特設サイト＝ＱＲコード＝で。依頼は横田さん（０９０・９９４３・１１４４）へ。
【竹下貴信】