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豊橋で「吉田塾」10周年記念例会 松野官房長官が講演

記念例会で講演する松野官房長官=ホテルアソシア豊橋で(いずれも吉田塾提供)
記念例会で講演する松野官房長官=ホテルアソシア豊橋で(いずれも吉田塾提供)
創設からの経緯を振り返る山本塾長
創設からの経緯を振り返る山本塾長

 地域の若手経営者らが学ぶ「吉田塾」(塾長、山本明彦元副金融担当相)は22日夜、豊橋市花田町の「ホテルアソシア豊橋」で創立10周年記念例会を開いた。新型コロナウイルスの影響に伴う1年越しの記念例会で、地元政財界や過去の講師ら約90人が出席した。自民党の松野博一官房長官をゲストに記念講演会もあった。
 同塾は2011年1月創立。塾事務局によると、山本塾長は冒頭で塾創設の経緯について「政界引退を決意して約1年後、有力支持者らの勧めで地元に恩返しする機会をいただいた。例会も136回を重ねた。有益な情報など少しは地元へ還元ができたのではないか」と振り返った。
 例会には地元選出の国会議員や政財界関係者らのほか、神田正秋前知事ら過去の講師陣もゲストで駆け付けた。
 松野官房長官の記念講演では、現在の岸田文雄内閣の政治課題としてロシアのウクライナ侵攻や新型コロナ対策などに触れたという。松野長官は19年8月の例会でも講師を務めている。
 軍事侵攻を続けるロシアへの対応について、松野長官は「国際協調のもとで経済制裁などの圧力をかけ、侵攻以前の状態に戻すかが肝心だ」と認識を示したという。
 「ロシアの東部は日本と接している。決して遠く離れた欧州の出来事と楽観してはいけない」と指摘。さらに、台湾など東アジアでくすぶる領土紛争にも絡め、今回の侵攻には毅然とした対応を続ける必要性も唱えた。
 松野長官は「今回のような力ずくの領土拡大を認めれば、今後の東アジアの領土問題に誤ったメッセージを送ることにつながりかねない」と警鐘を鳴らし、そのためにも「今後も経済制裁を続けて、ロシアの国力を弱めることに努めるべきだ。経済制裁の効果は着実に表れている」と語ったという。
 新型コロナ対策については、オミクロン株による感染第7波の高止まりを踏まえ、ワクチン担当相の立場から「高齢者らのワクチン接種で重症化は防げている。オミクロン対応のワクチン開発も進んでいる」などの見通しを示したという。
【加藤広宣】

 地域の若手経営者らが学ぶ「吉田塾」(塾長、山本明彦元副金融担当相)は22日夜、豊橋市花田町の「ホテルアソシア豊橋」で創立10周年記念例会を開いた。新型コロナウイルスの影響に伴う1年越しの記念例会で、地元政財界や過去の講師ら約90人が出席した。自民党の松野博一官房長官をゲストに記念講演会もあった。
 同塾は2011年1月創立。塾事務局によると、山本塾長は冒頭で塾創設の経緯について「政界引退を決意して約1年後、有力支持者らの勧めで地元に恩返しする機会をいただいた。例会も136回を重ねた。有益な情報など少しは地元へ還元ができたのではないか」と振り返った。
 例会には地元選出の国会議員や政財界関係者らのほか、神田正秋前知事ら過去の講師陣もゲストで駆け付けた。
 松野官房長官の記念講演では、現在の岸田文雄内閣の政治課題としてロシアのウクライナ侵攻や新型コロナ対策などに触れたという。松野長官は19年8月の例会でも講師を務めている。
 軍事侵攻を続けるロシアへの対応について、松野長官は「国際協調のもとで経済制裁などの圧力をかけ、侵攻以前の状態に戻すかが肝心だ」と認識を示したという。
 「ロシアの東部は日本と接している。決して遠く離れた欧州の出来事と楽観してはいけない」と指摘。さらに、台湾など東アジアでくすぶる領土紛争にも絡め、今回の侵攻には毅然とした対応を続ける必要性も唱えた。
 松野長官は「今回のような力ずくの領土拡大を認めれば、今後の東アジアの領土問題に誤ったメッセージを送ることにつながりかねない」と警鐘を鳴らし、そのためにも「今後も経済制裁を続けて、ロシアの国力を弱めることに努めるべきだ。経済制裁の効果は着実に表れている」と語ったという。
 新型コロナ対策については、オミクロン株による感染第7波の高止まりを踏まえ、ワクチン担当相の立場から「高齢者らのワクチン接種で重症化は防げている。オミクロン対応のワクチン開発も進んでいる」などの見通しを示したという。
【加藤広宣】

記念例会で講演する松野官房長官=ホテルアソシア豊橋で(いずれも吉田塾提供)
記念例会で講演する松野官房長官=ホテルアソシア豊橋で(いずれも吉田塾提供)
創設からの経緯を振り返る山本塾長
創設からの経緯を振り返る山本塾長

カテゴリー:社会・経済 / 政治・行政

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