「ムエタイ」キッズ大会 東三河から2人の王者

　格闘技「ムエタイ」の子ども王者を決める「ＤＢＳキッズ王者決定トーナメント」（ドラゴンピンク主催）で、新城市立千郷中学校２年の片山魁さん（13）が40㌔級、豊橋市立下地小学校６年の松本訓典さん（11）が35㌔級でそれぞれ優勝した。２人は豊橋市のキックボクシングジム「フォレストプラス」に所属する。
　大会は７月31日に宮城県東松島市であった。４人によるトーナメント戦で片山さんは初戦を左中段蹴りでＫＯ、決勝は判定勝ちした。昨年には35㌔級で優勝しており、連続日本一を達成した。松本さんは初出場で連続判定勝ちだった。
　片山さんは小学４年生から始め、今年５月にはキックボクシング大会でも優勝している。元プロ選手でジム代表の山村教文さんは「蹴りやパンチなど動きがずばぬけている」と評価する。26日に新城市役所を訪れて優勝を報告し、「プロになってシュートボクシングで世界チャンピオンになりたい」と意気込みを語った。下江洋行市長は「夢があることは素晴らしい。トレーニングを積んで強くなってほしい」とエールを送った。
　松本さんは３年前からジムに通う。25日に豊橋市役所で「パンチ力をあげてＫＯできる選手になりたい。プロを目指したい」と語った。山西正泰教育長は「来年も優勝できるようトレーニングに励んでほしい」と激励した。
　11月にはタイのパタヤで世界選手権が計画されており、２人とも出場を目指している。
【安藤聡】