蒲郡の西浦駅舎でメモリアルイベント
名鉄西尾・蒲郡線(西蒲線)の活性化協議会は27日、今年秋頃に取り壊される蒲郡市の西浦駅舎でメモリアルイベントを開いた。
駅は1936年に開業。49年に改装して以来、73年間にわたり地域住民や蒲郡を訪れた観光客の玄関として活用されてきた。ただ、老朽化の問題で駅舎を管理する名鉄が取り壊しを決めた。
協議会は、地域住民や観光客に親しまれた駅舎に感謝を伝えるとともに、西蒲線の利用促進を図る目的でイベントを企画した。
この日、多く地域住民や鉄道マニアが訪れ、駅舎を撮影した。「受験の時、心を落ち着かせてくれた場所だった。ありがとう」などというメッセージカードがあった。名鉄の協力で普段は閉じているきっぷ売場での記念乗車券と入場券の販売があり、多くの人の行列ができていた。
近くに住む飯島優一さん(14)は「思い出のある駅舎が無くなるのは悲しいけど、今までありがとう」と話した。
協議会の事務局を務めた市交通防犯課の石川雄策さんは「多くの人が来てくれて駅舎も喜んでいます」と述べた。
市は今度中に約3300万円をかけて、トイレを併設した駅待合所を整備する。
【林大二朗】
名鉄西尾・蒲郡線(西蒲線)の活性化協議会は27日、今年秋頃に取り壊される蒲郡市の西浦駅舎でメモリアルイベントを開いた。
駅は1936年に開業。49年に改装して以来、73年間にわたり地域住民や蒲郡を訪れた観光客の玄関として活用されてきた。ただ、老朽化の問題で駅舎を管理する名鉄が取り壊しを決めた。
協議会は、地域住民や観光客に親しまれた駅舎に感謝を伝えるとともに、西蒲線の利用促進を図る目的でイベントを企画した。
この日、多く地域住民や鉄道マニアが訪れ、駅舎を撮影した。「受験の時、心を落ち着かせてくれた場所だった。ありがとう」などというメッセージカードがあった。名鉄の協力で普段は閉じているきっぷ売場での記念乗車券と入場券の販売があり、多くの人の行列ができていた。
近くに住む飯島優一さん(14)は「思い出のある駅舎が無くなるのは悲しいけど、今までありがとう」と話した。
協議会の事務局を務めた市交通防犯課の石川雄策さんは「多くの人が来てくれて駅舎も喜んでいます」と述べた。
市は今度中に約3300万円をかけて、トイレを併設した駅待合所を整備する。
【林大二朗】