豊橋の中学生が全中陸上で1位2位
福島市内で19日に行われた「全日本中学校陸上競技選手権大会」の男子800㍍決勝で、豊橋市立東陽中学校の鈴木太智選手(3年)が1分55秒02の自己ベストで優勝した。南陽中の小倉天心選手(同)も準優勝で続き、豊橋勢がワンツーフィニッシュの快挙を成し遂げた。両選手が30日、豊橋市役所で浅井由崇市長と山西正泰教育長に喜びを伝えた。
鈴木選手は昨年に続く全国大会出場で、予選と決勝ともに自己ベストを更新した。「予選敗退した前回から雪辱を誓って練習に打ち込んだ。集団からの飛び出しやラストスパートを仕掛けるタイミングなどを意識し、試合ごとに研究と工夫を重ねた」と振り返った。
小倉選手は決勝で1分56秒55の自己ベストを記録した。「この1年間で急激に記録が伸び始めた。まだ全国の上位で戦える意識はなかった」と予想外の結果に驚いた。将来は「箱根駅伝で走りたい」とも語った。
2人とも800㍍を得意種目とし、部活動と並行して市内のランニングクラブ「TTランナーズ」でも練習に励む間柄という。
TTランナーズの仲井雅弘理事長は「ともにランナーに不可欠なスピードがある。同じ種目のライバルが身近にいたことが成長につながった。今後は距離を伸ばす練習も採り入れれば、マラソンでの活躍も期待できる逸材」と評価した。
浅井市長は「豊橋の名を全国にとどろかせる快挙だ。指導者や支えてくれる人に恵まれ、打ち込める競技に出会えたと思う。高校以降のさらなる活躍が楽しみ」と期待した。
【加藤広宣】
福島市内で19日に行われた「全日本中学校陸上競技選手権大会」の男子800㍍決勝で、豊橋市立東陽中学校の鈴木太智選手(3年)が1分55秒02の自己ベストで優勝した。南陽中の小倉天心選手(同)も準優勝で続き、豊橋勢がワンツーフィニッシュの快挙を成し遂げた。両選手が30日、豊橋市役所で浅井由崇市長と山西正泰教育長に喜びを伝えた。
鈴木選手は昨年に続く全国大会出場で、予選と決勝ともに自己ベストを更新した。「予選敗退した前回から雪辱を誓って練習に打ち込んだ。集団からの飛び出しやラストスパートを仕掛けるタイミングなどを意識し、試合ごとに研究と工夫を重ねた」と振り返った。
小倉選手は決勝で1分56秒55の自己ベストを記録した。「この1年間で急激に記録が伸び始めた。まだ全国の上位で戦える意識はなかった」と予想外の結果に驚いた。将来は「箱根駅伝で走りたい」とも語った。
2人とも800㍍を得意種目とし、部活動と並行して市内のランニングクラブ「TTランナーズ」でも練習に励む間柄という。
TTランナーズの仲井雅弘理事長は「ともにランナーに不可欠なスピードがある。同じ種目のライバルが身近にいたことが成長につながった。今後は距離を伸ばす練習も採り入れれば、マラソンでの活躍も期待できる逸材」と評価した。
浅井市長は「豊橋の名を全国にとどろかせる快挙だ。指導者や支えてくれる人に恵まれ、打ち込める競技に出会えたと思う。高校以降のさらなる活躍が楽しみ」と期待した。
【加藤広宣】