東三河高等技術専門校修了生や生徒が建築大工技能士合格

　豊川市一宮町の県立東三河高等技術専門校（竹本智洋校長）で19日、国家資格の建築大工技能士合格証書交付式が行われた。１・２級は修了生が１人ずつと、３級には同校の７人が合格した。
　実技試験は１月に実施され。実務経験７年以上で受験できる最上位の１級は、５時間45分の制限時間内に小屋組みを完成させる。木材の加工や組み立てを通し、寸法の正確性などが評価対象となり、２度目の挑戦で合格したトリイ建築（豊川市上長山町）の松下晴哉さん（22）は「合格するとは思っていなかった。リフォーム担当の職場でも自信につながる」と笑顔を見せた。
　また、今年４月から戸田工務店（新城市）で働いている榊原ほの香さん（20）は２級に合格。今年の技能五輪で県代表としての活躍が期待される若き女性大工は「職場にじゃ女性の同期もいて心強い。いずれは１級に挑戦したい」と話した。
　松下さん、榊原さんと、在校生に大村秀章知事からの合格証書を伝達した竹本校長は「自己研さんを重ね、さらに飛躍してほしい」と期待した。３級合格者は次の皆さん。
　太田一徹、河辺脩作、竹野大嗣、成田保斗、西佑都、本間幸太、吉本圭佑
（由本裕貴）