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豊川小坂井中に「天下の坂中」記念館

過去の部活動の活躍が写真で紹介される「天下の坂中」記念館=小坂井中学校で
過去の部活動の活躍が写真で紹介される「天下の坂中」記念館=小坂井中学校で
聖火ランナーを務めた時の中村さんの写真
聖火ランナーを務めた時の中村さんの写真

 豊川市小坂井中学校(井上正英校長)に、同窓会などの協力で記念品を展示する「天下の坂中」記念館が新設され、市が「学校の日」と定めた20日から公開された。1964(昭和39)年の東京五輪で地元を走った亡き聖火ランナーの遺志も受け継がれている。
 昨年度、創立70周年を迎えたのを記念し、北校舎2階の旧図書室倉庫を改装して新設。入り口には、地元の坂部新蔵さんが制作した木製の看板が掲げられた。
 室内には、学校の歴史を物語る校章や写真パネル、伊勢湾台風の時の被害を伝える資料などを展示。近年の部活動の活躍や、カナダの学校との交流行事を紹介するコーナーも設けられた。
 日本が五輪開催に沸いた53年前、旧小坂井町内の国道1号を聖火が通過。当時の小坂井中学生らも伴走者としてサポートした聖火ランナーで、OBの中村修一さんが走る姿を記録した写真アルバムも展示される。
 中村さんが闘病生活を送っていた今春、記念館の開設準備に合わせて家族が「少しでもお父さんの闘病の励みになれば」とアルバムを提供。展示が決まった直後の4月末、中村さんは天国へ旅立ったが、母校で若き日の勇姿で永遠に生き続けることになった。
 PTAやおやじの会コーナー、校舎の模型の他、卒業生がチョークで描く黒板アートも展示。大川豊蔵教頭は「これからも貴重な資料が集まり、ここで懐かしい話に花を咲かせてくれたら」と期待する。
 同校は1947(昭和22)年4月、男子のみの旧制中学として発足。昨年度までに総勢1万8080人の卒業生を輩出している。
(由本裕貴)

 豊川市小坂井中学校(井上正英校長)に、同窓会などの協力で記念品を展示する「天下の坂中」記念館が新設され、市が「学校の日」と定めた20日から公開された。1964(昭和39)年の東京五輪で地元を走った亡き聖火ランナーの遺志も受け継がれている。
 昨年度、創立70周年を迎えたのを記念し、北校舎2階の旧図書室倉庫を改装して新設。入り口には、地元の坂部新蔵さんが制作した木製の看板が掲げられた。
 室内には、学校の歴史を物語る校章や写真パネル、伊勢湾台風の時の被害を伝える資料などを展示。近年の部活動の活躍や、カナダの学校との交流行事を紹介するコーナーも設けられた。
 日本が五輪開催に沸いた53年前、旧小坂井町内の国道1号を聖火が通過。当時の小坂井中学生らも伴走者としてサポートした聖火ランナーで、OBの中村修一さんが走る姿を記録した写真アルバムも展示される。
 中村さんが闘病生活を送っていた今春、記念館の開設準備に合わせて家族が「少しでもお父さんの闘病の励みになれば」とアルバムを提供。展示が決まった直後の4月末、中村さんは天国へ旅立ったが、母校で若き日の勇姿で永遠に生き続けることになった。
 PTAやおやじの会コーナー、校舎の模型の他、卒業生がチョークで描く黒板アートも展示。大川豊蔵教頭は「これからも貴重な資料が集まり、ここで懐かしい話に花を咲かせてくれたら」と期待する。
 同校は1947(昭和22)年4月、男子のみの旧制中学として発足。昨年度までに総勢1万8080人の卒業生を輩出している。
(由本裕貴)

過去の部活動の活躍が写真で紹介される「天下の坂中」記念館=小坂井中学校で
過去の部活動の活躍が写真で紹介される「天下の坂中」記念館=小坂井中学校で
聖火ランナーを務めた時の中村さんの写真
聖火ランナーを務めた時の中村さんの写真

カテゴリー:社会・経済 / 地域・教育

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