中部アイティ協同組合の豊橋合同委、講演会

　東海地区と東京の中小ＩＴ企業が加盟する「中部アイティ協同組合」の豊橋合同委員会と講演会、親睦会が12日、豊橋市の「ホテルアークリッシュ豊橋」で開かれた。会員約60人が出席し、親睦を深めながら地域の魅力の発信方法を学んだ。
　毎年この時期に会員が集まり親睦を深めながら学ぶ。新型コロナウイルス禍で休止しており３年ぶりの開催となった。
　講演会では、豊橋の魅力とＩＴを活用した発信方法を学んだ。魅力については豊橋市美術博物館学芸員の久住祐一郎さんが「地域の歴史を知り魅力を発見」を演題に、豊橋鬼祭と豊橋祇園祭の魅力を解説。「二つの祭りは、江戸時代から吉田を代表しており、藩主から旅人まで多くの人を魅了してきた」などと述べた。
　発信については、内閣府地方創生推進事務局の木村博司さんが「地方創生を成功に導くＩＴの活用と実例」を演題に、豊橋鬼祭で鬼の位置が分かるアプリ「おにどこ」の活用例を紹介。位置だけでなく、仮想現実の世界を活用した取り組みを説明した。
【竹下貴信】