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ドローンでトンネル点検

照明をつけてトンネルに入るドローン=いずれも新城市富保で
照明をつけてトンネルに入るドローン=いずれも新城市富保で
ドローンで撮影した映像を説明する武田さん
ドローンで撮影した映像を説明する武田さん

 新城市富保の旧豊橋鉄道田口線のトンネルで24日、ドローンで壁面を点検する実証実験があった。人手をかけていた調査の効率化など負担の軽減を目指す。
 豊川、新城の両市と関係団体など官民でつくる「東三河ドローン・リバー構想推進協議会」が主催。新城市の撮影会社「タケダビデオ」の武田年弘さん、中京電気(岡崎市)の岩附直子さん、成和環境(豊橋市)の豊田能史さんが実演した。
 トンネル点検は従来、高所の壁に近づくために足場を設置し、作業員が壁に金具を打ち付けた際の音で確認している。足場設営から現場作業員、写真撮影、報告書作成の担当など人手と時間がかかる課題がある。
 実験は、中京電気が所有するスイス製球体ドローン「エリオス2」を使った。岩附さんが操縦し高さ5㍍、長さ30㍍のトンネル内で機体を移動させ、赤外線で表面温度を調べ、壁の劣化状況を撮影した。屋外のモニターに機体が撮影した映像を映した。
 見学した工事業者は、点検項目やドローンに搭載した機能について質問した。
 武田さんは「ドローンでの点検は人件費と点検期間を省ける。国内には廃線となったトンネルなどのインフラが多いため、導入は有効だと思う」と述べた。
【安藤聡】

 新城市富保の旧豊橋鉄道田口線のトンネルで24日、ドローンで壁面を点検する実証実験があった。人手をかけていた調査の効率化など負担の軽減を目指す。
 豊川、新城の両市と関係団体など官民でつくる「東三河ドローン・リバー構想推進協議会」が主催。新城市の撮影会社「タケダビデオ」の武田年弘さん、中京電気(岡崎市)の岩附直子さん、成和環境(豊橋市)の豊田能史さんが実演した。
 トンネル点検は従来、高所の壁に近づくために足場を設置し、作業員が壁に金具を打ち付けた際の音で確認している。足場設営から現場作業員、写真撮影、報告書作成の担当など人手と時間がかかる課題がある。
 実験は、中京電気が所有するスイス製球体ドローン「エリオス2」を使った。岩附さんが操縦し高さ5㍍、長さ30㍍のトンネル内で機体を移動させ、赤外線で表面温度を調べ、壁の劣化状況を撮影した。屋外のモニターに機体が撮影した映像を映した。
 見学した工事業者は、点検項目やドローンに搭載した機能について質問した。
 武田さんは「ドローンでの点検は人件費と点検期間を省ける。国内には廃線となったトンネルなどのインフラが多いため、導入は有効だと思う」と述べた。
【安藤聡】

照明をつけてトンネルに入るドローン=いずれも新城市富保で
照明をつけてトンネルに入るドローン=いずれも新城市富保で
ドローンで撮影した映像を説明する武田さん
ドローンで撮影した映像を説明する武田さん

カテゴリー:社会・経済

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