評判を呼ぶ「とよはしホルモン」

　牛豚ホルモン加工「丸そ酒井食品」（豊橋市吉前町）は、フライパンで炒めるだけでおいしく味わえる冷凍食品「とよはしホルモン」を販売している。評判を呼び、月販売数は20倍に増えた。
　明海町の東三河食肉流通センターの中で、ホルモンを加工する。多くは卸業者に販売しているが、自社製品を開発した。
　部位によって違う、硬さ、においなどを考慮し、独自処理をした。どの部位も軟らかく、独特のにおいも少なくなり、誰もがおいしく食べられる味に仕上げた。
　豚を中心に牛を含めて、さまざまな味を展開する。豚ハラミ、豚ホル、豚ミノの辛旨だれ、しょうゆ、ピリ辛みそ味などがある。価格は２５０㌘入りで４００円。このほか牛ハラミ（３００㌘、１０００円）やハンバーグ（１００㌘２個セット、４００円）を用意する。うち豚ハラミは肉厚が堪能できるよう加工しており、肉本来の味わいが楽しめる。豚ホルは、肉のうまみが絶品だ。
　同社が運営する豊橋市菰口町６の焼き肉店「とよはしホルモン」の店舗前の自動販売機で購入できる。このほか遠鉄ストア、パワーズ、たつみストアなどで一部商品を扱う。
　販売を始めた１年半前は月１５０個の販売だったが、現在は月３０００個に増えた。種類も20以上になった。
　専務の酒井祐輔さんは「おいしいホルモンを自宅で簡単に調理して味わえる。今まで苦手だった人でも食べられるよう工夫しています」と話す。
　自販機は24時間稼働。ＪＡ豊橋吉田方支店から西へ約１００㍍。問い合わせは丸そ酒井食品（０５３２・39・５３１６）へ。
【竹下貴信】