豊橋西高校が40周年記念式典

　県立豊橋西高校の40周年記念式典が４日、豊橋市のアイプラザ豊橋で開かれた。在校生、同窓生、ＰＴＡ会員ら約７００人が出席し、節目を盛大に祝った。
　同窓会会長で40周年記念事業実行委員長の大森行裕さんは「開校以来、多くの卒業生が校訓の『為せば成る』の精神を発揮し、さまざまな分野で活躍している。普通科から総合学科になり、さらに良い学校になったと確信しています。今後のさらなる躍進を期待します」とあいさつ。藤城義光校長は「豊橋唯一の総合学科の高校として、新たな伝統を築いていきたい」と意気込んだ。
　浅井由崇市長、第３代校長の小野田章二さんが祝辞を、生徒を代表して中村颯太さん（３年）が誓いの言葉を述べた。
　記念講演会では戦場カメラマンの渡部陽一さんが「命を大切に可能性を信じて」を演題に、破壊された学校で学ぶ14歳の女の子のメッセージなどを伝えた。
　記念事業では、体育館の折りたたみ椅子７００脚を新調したほか、部活動支援のため、ピッチングマシンや楽器などを購入した。
　１９８３年開校。これまでに１万２０００人超の卒業生がいる。２００３年に外国人生徒選抜が始まったほか、20年に普通科から総合学科へ学科を改編し、多様な人材の育成に尽くしている。
【竹下貴信】