JA豊橋が25周年大会

　ＪＡ豊橋は16日、設立25周年記念大会を豊橋市神野ふ頭町のライフポートとよはしで開いた。役職員や総代、市場関係者など約３２０人が節目を祝った。営農や経済事業を核に自己改革を掲げ、持続可能な成長と、さらなる飛躍を誓った。
　伊藤友之組合長は「歴代３人の組合長が時代ごとに重要な役割を果たした。合併をまとめ、行政と渡り合い、営農重視の農協運営を進めた過去の努力があって現在の姿がある」と感謝した。
　節目を機に「農業を取り巻く状況は厳しさを増している。国や県、市と連携し、経営環境の改善に努めたい。この地にＪＡ豊橋があり続けるために、組合員や地域と手を携えたい」と語った。
　この日は優良組合員の55人をはじめ、生産部会や生産者団体など５団体と３法人、１個人の表彰もあった。特別功労者の白井良始前組合長ら２人をはじめ、功労者11人とともに組合への功績をたたえた。
　来賓の根本幸典衆院議員は「国民の食を担うのは農業。生産者の意欲を高める政策で連携したい」と祝辞を送った。浅井由崇市長は「食と農業の連携を図る産業振興策にはＪＡ豊橋との連携が不可欠」とした。
　式典後、市内出身のプロフィギュアスケーターで元オリンピック代表の鈴木明子さんが「夢への道のり～アスリートにとって大切な食生活」と題して記念講演した。
　ＪＡ豊橋は市内５農協が合併して１９９７年４月に設立。昨年度末の組合員数は約１万８６００人（準組合員含む）。
【加藤広宣】