ドラフトで阪神から指名の富田さんが蒲郡市長表敬

　今年のプロ野球ドラフト会議で阪神タイガースから６巡目で指名を受けた三菱自動車岡崎の投手、富田蓮さん（21）が24日、蒲郡市役所で鈴木寿明市長に報告した。
　富田さんは岐阜県立大垣商業高校卒。20年に三菱自動車岡崎に入社、10月に台湾であった「第４回ＷＢＳＣ　Ｕ23ワールドカップ」で日本代表に選ばれ、16イニングを投げて２失点と好投し、優勝に大きく貢献した。
　三菱自は蒲郡市民球場で練習したり、子どもたちに野球教室を開いたりと市と深い関わりがある。鈴木市長は富田さんに花束を渡し「子どもたちの夢を育む選手になってほしい」と激励した。
　富田さんは色紙にサインして鈴木市長にプレゼント。目標として10勝すること、新人王に輝くことを挙げ「しっかり練習し、プロについていけるようにしたい。エースになれるよう頑張る」と抱負を述べた。
　梶山義彦監督によると、キレのあるストレートやカーブ、フォークなどがあり、コントロールに優れている点が持ち味。「プロの世界で十分通用する」と期待している。【岸侑輝】